- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784623073917
感想・レビュー・書評
-
入門とありつつ、内容は中級レベルといった感じで読み進める中でとっつきづらさがあった。
ただ、朱子学に関して朧げにしか理解できていなかったことが体系的に理解できて良かった。
朱子学は儒教の一派であり、朱熹が創設者と言えるもの。1200年前後に中国で隆盛を誇り、これに対するものとして陽明学が生まれた、と理解。
朱熹の言葉は日本人には刺さるものが多いと感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第72回アワヒニビブリオバトル「【復路】お正月だよ!ビブリオバトル」第3ゲームで紹介された本です。
2021.01.03 -
生来不精者で腰が重い性格を改善すべく、即行動に移すのにはどのような思想を身につけるべきか、と言う思いで手に取ったのですが、後半で朱子学を陽明学と勘違いしていたことに気がつきました。私が知りたかったのは格物窮理ではなく、知行合一でした。日本における陽明学は一般的に後先考えず先走って悲劇的な最期を迎えている人間のイメージがあると言うくだりを読んで、なるほど知行合一は確かにリスクが伴うな、とまたまた尻込みする私でした。
-
正直入門を読むほど勉強してない人間ではないことがわかった。
本当に入門。良い意味でも悪い意味でも。
ある程度儒教について勉強しているものは朱子学の開祖の人の本を読んだ方が手っ取り早い。 -
朱子学の基本的な考え方を、わかりやすい言葉で解説している本です。
著者は本書について、「朱子学に関する概説書を読む前に、まずは大まかに朱子学とはどのような考え方であるのかを知ってもらうことを目的としている」と述べています。「理」「気」「性」などの基本概念を、現代の読者が自然に理解できるように噛み砕いて説明し、朱子学がわれわれの「心」についてどのように理解し、「心」をどのように導いていこうとしたのかを解き明かしています。また、陽明学に関しても、どのような点で朱子学と違っているのかという点を中心に解説がなされています。 -
朱子学は、心の学問。二項定理のバランスを取って生きよ。