「新しい戦争」とは何か 方法と戦略

  • ミネルヴァ書房 (2016年1月20日発売)
4.00
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 24
感想 : 1
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

本 ・本 (344ページ) / ISBN・EAN: 9784623074426

作品紹介・あらすじ

世界が「無極化の時代」あるいは「複合系の時代」へと移行している現在、国家対国家の全面戦争はもはや考えられない。国家にとっての至上命題は、潜在敵国からの比較優位に自国のパワーを維持することにより、その影響力を確保することである。
本書では、「新しい時代」に突入した戦争の形態を紹介し、リビジョニスト国家、および地政学的に重要な国の軍?政の仕組みと、「新たな戦争」に向けた安全保障の考え方、戦略と方法(「新たな戦い方」)を解説す

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 前半部はアメリカの混迷、新たな軍隊の任務や政軍関係、核戦略、自律兵器など、変遷し続ける戦争についての認識を整理することができた。後半部は各国の新しい戦争方法ということで東アジア戦略概観のようだが、チェコスロバキアがドイツに併合されるまでの過程が最終章にあり、日本に丸ごと当てはまるわけではないが、真に効果的な同盟関係の構築について参考にできる部分が多々あった。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1955年熊本県生まれ。拓殖大学教授、中央大学法学部兼任講師、NPO法人外交政策センター理事長。大阪大学博士(国際公共政策)。フレッチャースクール外交政策分析研究所研究員、世界平和研究所研究員、RAND研究所客員研究員、海部俊樹総理政策秘書、防衛庁防衛研究所主任研究官、北陸大学法学部教授、拓殖大学海外事情研究所所長・教授などを経て現職。著書に『トランプ後の世界秩序』(共著・東洋経済新報社)、『2021年パワーポリティクスの時代』(共著・創成社)、『無極化時代の日米同盟』(ミネルヴァ書房)、『日米同盟とは何か』(中央公論社)、『アメリカ世界を読む』(創成社)他。

「2022年 『インテリジェンス用語事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

川上高司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×