甲信の戦国史:武田氏と山の民の興亡 (地域から見た戦国150年)
- ミネルヴァ書房 (2016年5月30日発売)
本棚登録 : 17人
感想 : 1件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
- / ISBN・EAN: 9784623076598
作品紹介・あらすじ
甲信地域(山梨県・長野県)といえば富士山やアルプスに代表される山の国である。この地を舞台として戦国時代の150年間、武田氏、小笠原氏、村上氏、真田氏などの大名が覇を競った背景には何があり、いかなる歴史が展開したのか。本書では、大名たちの興亡や合戦の歴史だけでなく、山国に生きて歴史を支えた木こりや金山衆、猟師などにも目を向け、山の信仰、山の産物、物資流通など多面的に地域の戦国時代を明らかにする。
感想・レビュー・書評
-
[評価]
★★★★☆ 星4つ
[感想]
甲斐、信濃の戦国時代についての書かれている。
内陸国なだけあって、山や森に関する話が中心となっている。しかし、自然現象がとても大きな被害を生み出すことには驚いた大雨で村々が水浸しで大海と呼ばれる状態になるとは今では考えられないことだ。
また、善光寺が戦国大名の手でいくつもの場所に移動していたことには驚いた。てっきりずっと長野に存在しているのだと思っていたよ。時の権力者はすごい事をするものだ。
甲信の戦国時代は冷害や異常気象で大変だったのだということをよく理解できたよ。また、武田信玄が統一するまではバラバラだったということがよくわかった。
それでも最終的には一人で収めるには大きすぎたから江戸時代は分割統治されたということなんだろうな。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示