モバイル・ライブズ:「移動」が社会を変える

  • ミネルヴァ書房
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623076871

作品紹介・あらすじ

本書は、旅、観光、輸送といった「モビリティ(移動)」を基盤としたライフスタイルの形成過程を踏まえ、この「モビリティ(移動)」が個人や社会に与える影響を考察したものである。アーリの「移動」に関する概念が最も分かりやすく書かれた一冊。[原書 Elliott,A. and Urry,J.(2010)Mobile Lives]

感想・レビュー・書評

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  • 総花的で、予言者的な書きぶり。

    「第1。〜〜。……」という感じで一段落
    「第2。〜〜。……」という感じで、また一段落。
    このテンションで13個特徴あげたりしていて、正直読みにくい。
    その13を導き出した理由もよくわからない。
    それでは不十分かもしれないし、ほかの切り口がありえたかもしれないし、ほかのまとめ方だってあったかもしれない。
    いや、というか直感的な列挙でしかない。もう少し説明がいるのではないか。

    大先生特有の無根拠な列挙は、教祖とか予言者を思わせる。動機の真面目さは、十分伝わるんだけど、著者たちはもっと研究者としていい文章書く人だったのでは。

    マニフェスト的な文章であれば、Sociology Beyond Societiesのほうがよかった。モビリティの社会学のためのガイドブックとしては、不親切。
    痛し痒し。

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著者プロフィール

英国ケンブリッジ大学大学院にて社会学博士号を取得。現在、南オーストラリア大学社会学教授、同大学国際部部長(Dean of External Engagement)、同大学ホーク・ジャンモネEU研究センター(Hawke EU Jean Monnet Centre of Excellence)所長。専門は社会学。
[主な著書]
『Mobile Lives』(John Urryとの共著、Routledge、2010年)[邦訳=遠藤英樹監訳(2016)『モバイル・ライブズ――「移動」が社会を変える』ミネルヴァ書房)]
『Identity Trouble』(単著、Routledge、2015年)
『Reinvention』(単著、Routledge、2020年)
『Contemporary Social Theory: An Introduction』(単著、Routledge、2021年)
『Making Sense of AI: Our Algorithmic World』(単著、Polity、2021年)

「2022年 『デジタル革命の社会学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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