大阪万博が日本の都市を変えた 工業文明の功罪と「輝く森」の誕生
- ミネルヴァ書房 (2018年7月19日発売)


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本 ・本 (344ページ) / ISBN・EAN: 9784623077649
作品紹介・あらすじ
1970年、大阪万博。その開催のために切り開かれ、更地となった会場の跡地が森に生まれ変わるという奇跡は、いかにして可能になったのか。本書は、万国博覧会や都市におけ公園の歩みを通じて、今までの日本と世界の歴史を振り返り、これからの文明の姿を模索するものである。持続可能な生物多様性社会に向けた公園・都市・文明のあり方を、大阪万博および万博公園の計画に携わった環境プランナーである著者が、これまでの総括とともに提言する。
感想・レビュー・書評
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB26487761詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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この本は、1970 年に行われた大阪万博と万博公園の計画に携わった環境プランナーの著者が、大阪万博と、その後の土地を「人と自然の新しい関係の再建」を目指す都市公園としてどう転換していったのかを説明しています。万博と公園というキーワードは一見離れているように見えますが、両者とも都市に関係する大きな要素であると実感しました。万博という国をあげての大イベント後の土地をどう使うのか、を考えさせられる本です。
(建築学コース M2)
世界で初めて開催された万博から、大阪万博が開かれその後の土地の現在に至るまで。前半では、いままでの万博開催の歴史と日本での万博開催までの流れが書かれている。これまで万博が各地でどのように開催されていたか、その後日本で万博が行われることとなった背景とは。後半では大阪万博が行われた後の万博公園の整備について書かれている。万博が行われていた土地に森をつくるという今までにない計画が実施された。どのような意図で森が作られ、どのように維持されているのか、そして森が都市に何をもたらしたのか。「万博」とは何かを知るためにおすすめの一冊。
(応用化学コース M1) -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/747789
著者プロフィール
吉村元男の作品





