旅にとり憑かれたイギリス人 トラヴェルライティングを読む (MINERVA歴史・文化ライブラリー 30)

  • ミネルヴァ書房 (2016年8月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (346ページ) / ISBN・EAN: 9784623077656

作品紹介・あらすじ

島国に住むイギリス人は昔から海を渡り旅に出た。命の危険も顧みず、中世ではエルサレムの聖地巡礼に出掛け、大航海時代に入ると、帆船を繰り、競うように世界の果てに向かった。
旅とともに生まれた未知の探究の記録〈トラヴェルライティング〉は、文学の新ジャンルとして近年脚光を浴びている。本書は、十数名のトラヴェラーの足跡を記したトラヴェルライティングを読み解くことで、イギリスの文化と歴史の位相を浮かび上がらせる大胆な試み。

感想・レビュー・書評

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  • 第10章 「マホメットの楽園」を旅して—メアリ・モンタギュとトルコの女性たち、のみ読了。種痘をイギリスに導入したのは大きな功績。他の男性作家と違い、女性として実際に後宮に入り、実際に見たことを記録できたことが強み。イスラム圏とキリスト教圏の女性の社会的地位の差異の考察。実際の倫理観に差異はないものの、常にベールをかぶることで、イスラム圏の方がはるかに容易に逢引を楽しめる。ただ刺殺され裸で路上に捨てられた事件で、誰も彼女の身元を特定できない、というケースもあった。また、モンタギューは見るものとしてだけでなく、見られるものとなったエピソードも。女性たちが裸で入浴するハレムに、乗馬服で乗り込み、執拗に裸になるように促され、コルセットを見せたところ、彼女らはモンタギューの夫がそれをつけさせ彼女を裸にならないようにしてると想像し納得したのだ、と。東京外大の卒論で書簡集を和訳したものがあるので全文読んでみたい気持ちに。

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著者プロフィール

Noriko Kubota.
くぼた のりこ
大妻女子大学教授。
主にヴァージニア・ウルフを研究。
著書に
『ダロウェイ夫人 ( シリーズ もっと知りたい名作の世界)』
(ミネルヴァ書房)ほか。
訳書に『ヴァージニア・ウルフ(時代のなかの作家たち』
(彩流社)ほか。

「2018年 『わが妹、ヴァージニア 芸術に生きた姉妹』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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