藤原良房・基経 藤氏のはじめて摂政・関白したまう (ミネルヴァ日本評伝選)

  • ミネルヴァ書房 (2017年2月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (434ページ) / ISBN・EAN: 9784623079407

作品紹介・あらすじ

藤原良房(804〜872)・基経(836〜891)平安時代初期の公卿。
藤原冬嗣の次男として生まれた良房は兄の長良を越階して驚異的に昇進し、外戚として権力を掌握、応天門の変を経て人臣初の摂政となる。また、良房の養子となった基経は宇多天皇との間に阿衡事件を起こし、初の関白に就任する。藤原北家による摂関政治の礎を築いた二人の生涯に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 多才だ!藤原基経は「笙」の名人
    最古の音楽書「続教訓抄」に「基経は笙の祖」
    学問好きで日本書記を全巻読了、菅原道真が
    讃岐守として赴任する送別会で「白氏文集」
    の中から「明朝風景何人には属す」と詠じ
    道真は嗚咽したという
    臨機応変に知識を来る出すことができた基経は
    賢人と言える
    阿衡の紛議って、摂政と関白を混同したままの
    詔勅に本気で腹をたてて「仕えるの辞めよう」
    と思ったかもしれん (´・ω・`) ナンチャッテ

  • いきなり「良房→基経」じゃなくて、全6章構成での内、1・2が不比等没後から冬嗣、後2章ずつが良房と基経に充てられていて入り易い。
    嵯峨帝が「上皇の皇子の立太子」と「所生の皇子を持つキサキの立后」で確立した「オジ甥継承」を、承和の変で良房がチャラにするとこが、スリリング!朝廷での「ちゃぶ台ひっくり返し」。昔の為政者達は本気度合いが違う。正に命懸け。

    一転、基経はかなりエキセントリック。いい歳して職務放棄とかはナシだけど、陽成帝後に良房路線でなく光孝帝を担ぐとこなんかは良い意味でスクエア。

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著者プロフィール

1947年大阪府生まれ。京都女子大学大学院修士課程修了。京都女子大学文学部講師等を経て、1994年同大学教授。現在、京都女子大学名誉教授。文学博士(筑波大学)。専攻は日本古代史(飛鳥・奈良・平安)。主な著著に『平安建都(日本の歴史5)』(集英社)、『日本古代宮廷社会の研究』(思文閣出版)、『最後の女帝 孝謙天皇』『奈良朝の政変と道鏡』(ともに吉川弘文館)、『女性天皇』(集英社新書)、『藤原良房・基経』(ミネルヴァ書房)、『光明皇后―平城京にかけた夢と祈り―』『持統天皇―壬申の乱の「真の勝者」―』(ともに中公新書)がある。

「2022年 『聖武天皇 「天平の皇帝」とその時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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