教養の中国史

  • ミネルヴァ書房 (2018年8月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (372ページ) / ISBN・EAN: 9784623080311

作品紹介・あらすじ

中国史を通史のみならず、思想史、文化史、美術史にも目を配った、大学一?二年生向けの教養科目テキスト。始皇帝以前の先秦から21世紀の現代に至るまで図版を豊富に掲載し、学ぶべきポイントを整理する。中国をまるごと学ぶよろこびを伝える。

感想・レビュー・書評

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  • 222.01||Ts

  • 80頁:そして,梁太后より年下の妹を桓帝の皇后に据えて……
    ・最初は「頭が頭痛して馬から落馬する」のたぐいの表現かと思った。主語は梁冀。いいたいことは,梁冀には複数の妹がいた。梁太后は,順帝(第8代)の皇后(梁妠)で,梁冀の妹。桓帝(第11代)の皇后は,梁女瑩といい,梁太后より後に生まれた。順帝の皇后は,梁太后よりも年齢が下,ということ。
    ・この前の方に,「後漢時代に仏教は知識人層には普及していなかった」ことが二回述べられている。思わず,同じ文章が繰り返されているのかと,前のところに戻って,比べてしまった。

  • 東2法経図・6F開架:222.01A/Ts34k//K

  •  教科書的な通史の一方で、美術や思想等の文化面も充実。宦官、科挙、食文化等のコラムも楽しい。
     東晋期に「天下」「中華」が江南にまで広がったとの解説がある。更に、遼・金・元代の首都北京を、豊かな江南からの物流システム構築を前提とした「ユーラシア世界の『首都』」「遊牧社会と農耕社会の接点」と呼び、「中華世界」の更なる拡大という視点から説明する章が面白かった。

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著者プロフィール

2018年8月現在 国士舘大学文学部専任講師

「2018年 『教養の中国史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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