ガバナンスの機構:経済組織の学際的研究 (国際産業関係研究所叢書 第 2巻)

  • ミネルヴァ書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623080519

作品紹介・あらすじ

ノーベル賞経済学者O・E・ウィリアムソンの代表三部作の三作目。「取引コストの経済学」を、旧制度経済学、新古典派経済学、組織論、社会学、法学との真摯な対話的考究を通じて精緻化し、新たな組織の科学への飛躍を画した渾身の労作。企業組織をガバナンスの機構と捉えることで、組織と制度を首尾一貫した記述で解析。経営学がややもすれば心理研究に傾斜する近年の風潮に対する真正面からの学問的警鐘の書。(原書:Oliver E. Williamson, The Mechanisms of Governance, Oxford University Press, 1996.)

感想・レビュー・書評

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  • ウィリアムソン先生の主著3つのうちのひとつ。出版されて20年経ってようやく翻訳が出た。(あとの2つはMarkets and Hierarchies(市場と企業組織)とThe Economic Institutions of Capitalismで、後者は30年以上いまだに翻訳されてない。日本語で読める日は来るのだろうか)

    組織をガバナンスの機構(メカニズム)として捉えて、組織、市場、そしてその中間形態を論じる。ウィリアムソンの取引費用の経済学の集大成的なところがあるので、とにかく大部で難しい。当然、取引費用の経済学が議論の中心になるのだけど、それ以外の様々な理論的背景が入り乱れて、なかなか理解に骨が折れる。こういうのは一気に理解するのでなく、寝かしながら何度も読むのがいいんだろう。

  • 東2法経図・開架 336.3A/W74g//K

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