伝奏と呼ばれた人々 公武交渉人の七百年史

  • ミネルヴァ書房 (2017年12月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784623080960

作品紹介・あらすじ

武士の時代にあってはただの「お飾り」、あるいは「文化の担い手」でしかなかったとされてきた天皇と朝廷。しかし、実際は社会秩序の維持に重要な役割を果たし、武家もまたその機能を利用し守るために行動した。本書では、天皇・朝廷と武家との交渉の現場を描き出し、交渉人となった公家衆「伝奏」の活動に注目する。鎌倉時代から江戸時代末期まで、朝廷と武家との関係を支えた彼らは、一体どのような存在だったのか。

感想・レビュー・書評

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  • 鎌倉時代の関東申次から始まり、江戸時代の終焉までの間、朝廷と武家政権の間を取り次いだ人々の通史。中世から近世にかけての朝廷周りについて疎かったので、とても興味深く読めた。

  • 鎌倉時代から幕末まで。

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著者プロフィール

2007年、歴史史料を調査・研究し、その成果を公開する目的で設立。主な事業としては、①定期的な研究会の開催、②専門書籍の刊行、③史料集の刊行を行っている。最近では、一般の方々を対象に歴史講座を開講し、同時に最新の成果を伝えるべく、一般書の刊行も行なっている。会事務所は、東京都練馬区石神井5-4-16 日本史史料研究会石神井公園研究センター。主な一般向けの編著に『信長研究の最前線』(朝日文庫)、『戦国僧侶列伝』(星海社新書)、監修に『戦国時代の天皇と公家衆たち』、『六波羅探題研究の軌跡 研究史ハンドブック』(文学通信)、「南朝研究の最前線(朝日文庫)、『日本史を学ぶための古文書・古記録訓読法』(吉川弘文館)、『戦国期足利将軍の最前線』(山川出版社)、『関ヶ原大乱、本当の勝者』(朝日新書)、『伝奏と呼ばれた人々』、『家司と呼ばれた人々』(ミネルヴァ書房)など。
http://www13.plala.or.jp/t-ikoma/index.html

「2022年 『論考 日本中世史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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