絵を読み解く 絵本入門

  • ミネルヴァ書房 (2018年5月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (312ページ) / ISBN・EAN: 9784623081585

作品紹介・あらすじ

本書は、絵本の語法や美術表現をよく理解し、絵本の「絵」を読み解くための理論と分析を具体的な作品の読解を通して体系的、網羅的に解説する。古典的な作品と現代の作品に分けて、絵本の「絵」を中心に、絵本の読み解き方を、ユニークに、具体的に説明。絵本と絵本研究に関心のある人に役立つ一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 前半は絵本の絵の機能、物語絵本、昔話絵本、ファンタジー絵本、ポストモダンの絵本、赤ちゃん絵本について読み解いている。

    子どもは大人の読み語りの声を聴きながら絵本の本をよく見て楽しむ。一方で大人は本をことば・文章で理解する習慣が身についているために絵をよく見ないことが多い。絵本作家は子どもの特徴を踏まえて絵に語らせているので、子どもがじっくり絵を見る時間を設けるとよい。

    宮沢賢治などの童話の絵本化については批判もありつつプラスに働くこともあるという話が面白かった。小説の映像化の話と一緒だと感じた。

    後半は具体的な約40冊の絵本について、大学教授(子ども心理学や保育科など)、絵本研究家などの18名が解説をしている。
    全体で200か300か分からないくらいの冊数の絵本が紹介されていて、読んだことがある本も、もう一度読みたい本も、初めて読みたい本もたくさんでてきた。

    いままで自分が文字を読み終わったら「(めくって)いいよ」と言って次に進むことを促したり、子どもたちの反応が悪いと「これは○○なのかな?」とか補足していたけれど、これはやめて、子どもたちがじっくり絵を楽しめる時間を確保し、イマジネーションを膨らませられるようにしてあげたい。
    そして自分も文字を追うだけでなく、ちゃんと絵も追って一緒に楽しめるようになりたい。

    図書館で絵本コーナーの隣にありたまたま出会えたのだけれど、絵本の分類や効果について考えたこともなかったので勉強になり、出会えてよかった。

  • 2025.10.23

  • 貸出状況はこちらから確認してください↓
    https://libopac.kamakura-u.ac.jp/webopac/BB00287610

  • 九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
    https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1291885

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著者プロフィール

*2018年4月現在
富山県立高志の国文学館事業部長。絵本学会理事。元世田谷文学館学芸部長。

「2018年 『絵を読み解く 絵本入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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