「医療的ケア」の必要な子どもたち 第二の人生を歩む元NHKアナウンサーの奮闘記 (シリーズ・福祉と医療の現場から)
- ミネルヴァ書房 (2018年8月9日発売)


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本 ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784623083985
作品紹介・あらすじ
近年、何らかの医療処置が必要でも退院できる人が増えています。「医療的ケア」とは、病院などでおこなう「治療行為」とは区別して、退院後の暮らしを維持するために欠かせない処置のことを総称する表現です。NHKアナウンサーだった著者が、退職して選んだ第二の人生の働き場所は、「もみじの家」という子どもの医療的ケアをおこなう福祉施設でした。ハウスマネージャーとして奮闘するその視点から、医療的ケアとはどういうものなのか、その現実と問題点などを考えていきます。
感想・レビュー・書評
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開発目標3:すべての人に健康と福祉を
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近年、何らかの医療処置が必要でも退院できる人が増えています。「医療的ケア」とは、病院などでおこなう「治療行為」とは区別して、退院後の暮らしを維持するために欠かせない処置のことを総称する表現です。NHKアナウンサーだった著者が、退職して選んだ第二の人生の働き場所は、「もみじの家」という子どもの医療的ケアをおこなう福祉施設でした。ハウスマネージャーとして奮闘するその視点から、医療的ケアとはどういうものなのか、その現実と問題点などを考えていきます。
(出版社HPより) -
この本を知ったはだいぶ前。読んでみたい本リストに入ってからもたぶん4年くらいたっていると思う。ようやくこのたび読むに至った。ある意味、もっと早々に読まず、いまこのタイミングで読めたのがよかったんじゃないかな。
何がよかったかというと、いままでと全然違う仕事に変って右往左往、試行錯誤、てんてこ舞いしている様子を予期実感的に読むことができたから。励みになった。 -
元NHKアナウンサーが、第二の人生として福祉の現場に挑むお話。
医療的ケアという言葉自体に聞き馴染みがなく、手にとって読んでみた。
<内容>
医療技術が進歩したことにより、新生児や幼児の生存率は飛躍的に上がった。
しかし生存率と比例して、退院後も生き続けるために医療的なケアが必要な子どもの数も増加。
医療的ケアを行う主な担い手は家族になり、さらに福祉サービスの制度に守られない状況では、家族の負担が大きいという。
少しずつ、行政や民間で医療的ケア児への支援が広がってきているものの、受け入れ体制は依然として不十分だそう。
そんな状況下で、元NHKアナウンサーの内多勝康さんの運営するもみじの家の取り組みについて、詳細に述べられている。
<感想>
医療的ケア児が全国的に増えていること、また福祉の制度に守られず、ケアをする側が追い詰められてしまうことや、ケア児の未来の選択肢の少なさが問題になっていることなど、知らないことだらけだった。
高度先進医療で救われた小さな命を、その先どう育んでいくのか。
社会が、自分が出来ることはないか、問い続ける必要性を感じた。
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【OPACへのリンク先】【講座選定:看護学講座(小児看護学)】https://lib.asahikawa-med.ac.jp/opac/opac_details/?lang=0&amode=11&bibid=2000114929
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医学
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戦闘機を百機以上買う金があるんだったら、社会福祉に使って欲しい。
著者プロフィール
内多勝康の作品





