広告会社からビジネスデザイン・カンパニーへ イノベーションを生み出す事業開発パートナーへの転換
- ミネルヴァ書房 (2020年11月2日発売)


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本 ・本 (424ページ) / ISBN・EAN: 9784623086382
作品紹介・あらすじ
今後、さらなる産業融合が進む中で、広告会社は持続的競争優位性を保つ事ができるのか。経営戦略論・産業組織論を基に、広告産業の市場動向ならびにデジタル化が進展する中で変容しつつある広告会社の実態を分析し、今後求められる広告会社のあり方・役割を考察。ブランドビルディング・カンパニーではなく、クライアントの「イノベーション」を生み出す事ができるビジネスデザイン・カンパニーを目指すべきと提言した一冊。
感想・レビュー・書評
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https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/748405詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
広告代理店に勤めていた著者による、これからの広告代理店及び広告業界のあり方について、メディアとクリエイティブ、ビジネスの観点から盛りだくさんにまとめられている1冊。広告業界に勤めている人だけでなく、広告のことを知らない人に向けても、専門用語や仕組み、これまでの広告の潮流もまとめられているところがわかりやすかった。
個人的に面白かったのは、カンヌで受賞した作品から見た、これからのクリエイティブの潮流についてだった。映像から始まって、ただプロモーション施策を行うだけでなくて、データを分析し、掛け合わせることで見た人に衝撃を与える情報を新しく作るデータクリエイティブについての説明が、今の時代を反映しているようで面白かった。著書内で取り上げられていたクリエイティブ・ブティック代表者の「新しいアートディレクターとコピーライターは戦略家とデータ解析者であることを信じたい。」という言葉も印象的だった。
広告のことに少しでも興味がある人にとっては、教科書的な感じで概要を掴める1冊だ。(業界関係者であれば初心者用の説明も多いので一部飛ばしながら読むのがちょうどいいかもしれない。) -
広告などのコミュニケーション全体をまとめ、広告代理店はビジネスデザインカンパニーになるべきと説く。大学の教科書なのだろうか、歴史から未来まで網羅していて、しかも8500円。長年この世界にいる人間としては、昔を振り返ると共に、これからのビジネスのあり方を学べる。
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東2法経図・6F開架:674.4A/Y96k//K
著者プロフィール
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