DCD発達性協調運動障害 家庭と保育園・幼稚園で知っておきたい (発達障害お悩み解決ブック 4)
- ミネルヴァ書房 (2021年2月9日発売)


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本 ・本 (96ページ) / ISBN・EAN: 9784623088935
作品紹介・あらすじ
体の動きがぎこちなかったり、道具を使ったりすることが苦手で、苦労をしているDCDの子どもたち。運動や遊びに楽しく取り組み、自信にあふれた成長を応援するために周りの大人には何ができるのか。この本を通じて一緒に考えてみましょう
感想・レビュー・書評
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テレビで『発達性強調運動障害』について放送されていて、初めて知る名前だったので、詳しく知りたくて図書館で借りてみました。
これを読んでみて、私たちが普段無意識に行っている動作が、どれほどの数の動きと認識の組み合わせによって行われているかを知ることが出来、本当に驚きました。
片手に紙、片手にハサミをもって、形に沿って切り抜く、コップに水を注いで飲む、階段を上り下りする、服のボタンを留める…。
これらの動作は、脳が瞬時に理解して身体に指令を出しているためで、これらの動作がうまく同時に脳で処理できないがために、日々、困りごとを抱えている人がいるようです。
頑張ればできるようになる、というものではないようで、一つ一つ小さなステップを踏んでいくことで少しずつ改善させることができる、ということ。
この本では、8人のDCDの子どもたちがそれぞれの特性をもったモデルで、家での困りごとや園での困りごとを専門家からのアドバイスで家でのかかわり方、園での先生のかかわり方を示しています。
行政やプロの力を借りることで、色々な未来が見えそう。早めに気づいて支援していくことが大切だな、と感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示
著者プロフィール
伊藤祐子の作品





