人の心を動かすことができなければ、芸術ではない。 連続講座「芸術は何処へ?」

  • ミネルヴァ書房 (2020年9月24日発売)
4.50
  • (3)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 47
感想 : 4
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (576ページ) / ISBN・EAN: 9784623089604

作品紹介・あらすじ

芸術はどこへ向かっていくのか。激しい時代の変化に晒される芸術、そして美意識。その時代だからこそ、美術史家、経済学者、哲学者、比較文学者、動物行動学者、音楽学者、そして画家、陶芸家、版画家、指揮者、演奏家、能楽師も加え、これからの時代の芸術とは何かを考える。京都府立文化芸術会館で行われ全国から観衆を集めた講座。激しい討論、パネルディスカッションの記録。連続九回講座の白熱の議論をいまここに再現する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 自分という人間は織物の縦と横の糸によって編まれる空虚にすぎない。
    様々な糸の感動しそれらの糸に何らかの関係がなくとも、その空虚に存在している。
    何もない虚空間、その格子のなかの一コマが自分。(樂 吉右衛門)

    一番初めの美術館はルーブル
    それまでは教会に行って見る宗教画や王族貴族のコレクション

    ルネサンス初期の人物像は横顔
     影絵は横顔、胸から上。
     モナリザは背景も含め、少し横向き半身と手まで入れた新しい表現。

    「文化とは、死の中にあってなお、生命であるもの・・・」(マルロー)
     

  • 先人(死んでないけど)たちが人生で培った知識や考えを講義、本で知ることが出来るって尊い。
    値段相応だった。ペラペラと流した時に目につく言葉たちが魅力で即購入したけど、間違いではなかった◎
    9講に渡るボリュームのある内容だったけど、いろいろな角度や時代から芸術を見られて楽しかった。正直1回読むだけだと頭に入ってる感じがしないので、他の本も嗜んだ後また読み返そうと思う。

  • 素晴らしい

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

京都府立文化芸術会館は文化芸術を愛する人々に発表と交流の場を提供し,京都における文化芸術の創造活動に寄与するため設置され(昭和44年10月24日 京都府条例第38号),これまで900万人を超える来館者が訪れている。ホール(420人),展示室,和室,会議室がある。
*2020年9月時点の情報です

「2020年 『人の心を動かすことができなければ、芸術ではない。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高階秀爾の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×