推古天皇 遺命に従うのみ群言を待つべからず (ミネルヴァ日本評伝選)

  • ミネルヴァ書房 (2020年12月9日発売)
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本 ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784623090174

作品紹介・あらすじ

推古天皇(554年から628年)初の女性天皇
熾烈な継承争いを主導し、39歳で即位。36年におよぶ治世を通じて、仏法を軸とする国造りを推進し、王権自律化の一歩をすすめたが、その事績の多くは、これまで叔父蘇我馬子や甥厩戸の働きとされてきた。本書では、初の女帝の事績を捉え直すとともに、その実像に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 双系的親族構造から読み解く推古天皇。推古天皇の事績だけでなく、王権が世襲化されていく過程、近親結婚の背景、聖徳太子(厩戸王)の実像、天皇号の成立過程などについてわかりやすく述べられている。

  • 敏達天皇没後の継承争いを経て初の女性天皇として即位、仏法を軸とした国家体制・王権の確立を進めた生涯をたどる評伝。双系的親族構造を背景にした権力基盤の実像や、没後において成された歴史的位置付けなど興味深い点が多かった。

  • 従うべき推古像。
    檜前陵や遺詔の部分はもっと筋道立った議論が可能なようにおもう

  • 東2法経図・6F開架:289/Mi43/215/K

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著者プロフィール

帝京大学名誉教授

「2021年 『女帝の古代王権史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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