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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784623096411
作品紹介・あらすじ
全世界の4分の3以上の国々は独裁国家であり、全人口の80パーセント以上の人々は独裁国家の国民である。果たして独裁政治とは何か。日本では比較的馴染みの少ないこの政治体制を、代表的な国の事例を紹介しつつ検討し、独裁政治と民主政治の比較および今後の国際関係を洞察する。
感想・レビュー・書評
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中国の章のみ明らかにレベルが低く、推測だらけでネット記事並の論調だった以外は良かった。
権威主義・民主主義の続編も出るようなので楽しみ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
編者による分析視角の章と、7つの体制を扱う各章。各体制の章は各筆者が自らの関心に基づき書いており、解説としては面白いが、「国際比較」ではないように感じた。
分析視角の章では、内容が誤っているとは思わないが、著者の断定的な口調が気になる。中間層の不在、軍事パレードをやる国はその国の独裁体制が未完成又は脆弱、など中国を念頭に置くと疑問に思う記述や、同じ賞の中でかたや「国民の支持を得るため経済発展の実績を上げることに専心」、かたや「意図的な窮乏化政策」と矛盾するような内容もある。更には、本書に続き『権威主義の国際比較』が発刊されるとのことだが、著者は冒頭で厳密な定義や区別は不要、権威主義は独裁主義の一種に過ぎない、と述べているのだ。
個別の章で興味深い点いくつか。北朝鮮の章で一党独裁と個人崇拝を区別しつつも、巨大化した党組織の団結性を高めるための個人崇拝の強化。シリアの章はそもそも自分にアサド父子の基礎知識がなく、「アラブの春」以前は一定の体制内改革をやっていたことも知る。またシリアやイランでは一定の選挙が行われ体制が支持を得ていることも記述されているが、なぜそうなのかの分析が欲しかった。ミャンマーの章ではASEAN諸国との関係、比較的近代化が進んでいたり国境を接していなかったりだと強硬な傾向があるようだ。
なお中国の章は、他の章と比較してひいてはミネルヴァ書房の本の中でもあまり学術的な記述ではなく、やや浮いているように感じた。2020年のジニ係数を0.704としているが、これも一般的な数値ではないだろう。 -
東2法経図・6F開架:313.8A/I75d//K
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