井上 毅 大僚を動かして、自己の意見を貫けり (ミネルヴァ日本評伝選)

  • ミネルヴァ書房 (2025年1月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784623098477

作品紹介・あらすじ

井上 毅(1843年から1895年)明治期の官僚・政治家。
熊本に生まれ、上京後は司法省に出仕、のち渡欧。大日本帝国憲法、教育勅語をはじめ、重要政策の立案・起草に中心的役割を果たす。その途上で著された数々の意見書や書簡に光を当て、思想的営みと生き方を浮かび上がらせる。

感想・レビュー・書評

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  • 東2法経図・6F開架:289/Mi43/262/K

  • 第一章: はしがき
    - 左院批判が行われ、国民の権利を重視する動きが強調される。

    第二章: 井上毅の生涯
    - 井上毅の生い立ちや教育背景が詳細に述べられている。
    - 木下厳次の学派に学び、漢学と洋学の両方を修得したことが強調されている。
    - 官歴のスタートと彼の初期の活動についての記述がある。

    第三章: 政治活動と司法制度改革
    - 井上毅が欧州の司法制度を調査し、その結果を元に日本の司法制度の改革を提言したことが述べられている。
    - バリ中心のポアソナードとの出会いが、制度改革に影響を与えたことが記載されている。
    - 拷問廃止についての取り組みが強調され、司法省での改革が進められた。

    第四章: 法制官僚としての歩み
    - 井上は司法省から太政官に移籍し、立憲政体の樹立に深く関与したことが記されている。
    - 司法省改革建言書が作成され、立憲政体の確立に向けた重要なステップとなった。
    - 悪名高い泄謗律・新聞紙条例の制定に関与し、非難を受けることになった経緯も説明されている。

    第五章: 外交問題への関わり
    - 井上が日清戦争時に外交交渉に関与したことや、琉球に関する意見を提出したことが記載されている。
    - グラント前大統領との交渉や、琉球問題に対する具体的な対応策が提案された。

    第六章: 憲法制定から憲政実施へ
    - 明治十四年の憲法草案に関する議論や、立法権の位置づけについての論争が強調されている。
    - 井上の意見が憲法案に反映され、具体的な条文が討議されたことが記載されている。

    第七章: 議会開設への助走
    - 国会の設立に向けた動きや、議院法の草案作成に井上が関わったことが述べられている。

    第八章: 立憲君主制への試練
    - 政府内の混乱や世論の反応に対する井上の対応策が記載されている。
    - バランスの取れた立法権の確立を目指す中で、内外の圧力に対する井上の姿勢が強調されている。

    第九章: 井上毅の死とその影響
    - 井上の晩年や死去の経緯、彼の遺した思想や影響力についての考察がある。
    - 井上の政治的功績や、後世への影響についてまとめられている。

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著者プロフィール

京都大学名誉教授

「2024年 『憲法研究 第14号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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