事実性と妥当性(上)― 法と民主的法治国家の討議理論にかんする研究

制作 : 河上 倫逸  耳野 健二 
  • 未来社
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  • Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784624011628

作品紹介・あらすじ

冷戦以後の世界における民主的法治国家のもつべき法的構造について、『公共性の構造転換』のハーバーマスがこたえる。民主主義が徹底しなければ国家は成立しないことを説き、「社会的連帯」という民主主義にとって必要な資源の再生を訴える後期ハーバーマスの主著。

感想・レビュー・書評

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  • 政治哲学をやっている人間として避けては通れぬハーバーマス。なんだか文学系のひとからは評判の悪い彼ですが、そしてコミュニケーション理性が文学とそれに近い言語哲学となかなか対立しているのも第一章を読んで感じましたが、思ってたよりずっと面白かったです。法学の知識がなさすぎてちょっと辛いところも多かったけれども。討議の内容についての区分(語用論的、政治的=倫理的、そして最終進級としての道徳ないし正義)は使い勝手がとても良い。今後突き詰めていきたいところとして、まずは、間主観的な理性としてのコミュニケーション理性がほんとうに実践理性に対する批判を乗り越えられているのかということ。理性に関する勉強が必要だ。それから、倫理の重要性を倫理的ではなく説得するというのは難しいとおもった。ハーバーマスは倫理を手放さない。もしも消費社会において倫理が不可能だとしたら? 倫理がなぜ可能になるのか、ハーバーマスからはわからなかったです。倫理と理性について、学びたいとおもった。

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