本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
本 ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784624111816
作品紹介・あらすじ
“ザンジバルで笛ふけば 湖水の人びとが踊りだす”インド洋に浮かぶ島ザンジバルに伝わる俗謡の謎を追ってアフリカ内陸、 インド、 アラビア半島へと旅し、 アフリカの富〈象牙や奴隷〉をめぐるアフリカ・アラブ・インド・ヨーロッパ・アメリカの商人群像、 列強国の動向をはじめ、 この島を舞台に展開したスワヒリ世界の歴史と文化を描く。
感想・レビュー・書評
-
図書館で借りた。
アフリカ東海岸に浮かぶ島、ザンジバル。「ザンジバルで笛を吹けば、湖水の人びとが踊りだす」との伝承が本のタイトル。そんな島の歴史や文化について知れる本であり、スワヒリから見たイスラーム・キリスト教・ヒンディー文化を感じることのできる貴重な本とも思った。アフリカ東海岸とヒンディーと聞いて、ピンときていない人も多いのではないか?
少し歴史を学んだ私にとっては丁度よい内容。季節風の影響でインド方面と関係が古くからあって、アラビア方面は遠くないこともあり影響を受けつつ、大航海時代でヨーロッパ・キリスト教の煽りを受ける…。単純に地域史という面でも非常にダイナミックに感じる。
古くに日本人女性が住み着いていた?話はびっくり。着物姿の写真まで掲載されているとは。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ザンジバル、また行きたい。
-
ザンジバルの歴史、政治、文化について平坦にまとめられたザンジバルの入門書。写真なども豊富でさっと読みきれる量。ザンジバル島へ旅行される方はぜひ。
著者プロフィール
富永智津子の作品





