「白バラ」尋問調書 『白バラの祈り』資料集

  • 未来社 (2007年8月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (284ページ) / ISBN・EAN: 9784624111960

作品紹介・あらすじ

東西ドイツ統一により発掘された、「白バラ」の新たな事実が明らかにされる――。映画『白バラの祈り――ゾフィー・ショル、最期の日々』のドイツでの封切りにあわせて、脚本・製作のフレート・ブライナースドルファーが編者となって出版された、シナリオと新発掘の関連資料をまとめた一冊の資料部分の翻訳(うちシナリオ部分は『白バラの祈り――ゾフィー・ショル、最期の日々〔オリジナル・シナリオ〕』。
目次
まえがき

第1章 「白バラ」のビラ
 I
 II
 III
 IV
 ドイツ抵抗運動のビラ
 最後のビラ
 一九四三年一月二十八/二十九日のクリストフ・プロープストのビラの草稿

第2章 「自由!」──「白バラ」小史、その最期から遡る……ウルリヒ・ショシー
 スターリングラードと「総力戦」──帝国に不穏な空気が立ちこめ、ミュンヘンでは騒ぎが起こる
 捜査と憶測──ゲシュタポの捜査
 「夜は自由なる者の友」──活動する「白バラ」
 吹き抜けホールの最後のビラ──逮捕
 調書と告白──ゲシュタポでの尋問
 処刑人の前に毅然と立つ──クリストフ・プロープスト、ハンス・ショル、ゾフィー・ショルに対するフライスラーの司法殺人
 「白バラ」の仲間たちの運命と彼らが遺したもの

第3章 バイオグラフィー・メモ……ウルリヒ・ショシー
 ハンス・ショル
 アレクサンダー・シュモレル
 クリストフ・プロープスト
 ゾフィー・ショル
 ヴィリー・グラーフ
 クルト・フーバー
 エルゼ・ゲーベル
 ローベルト・モーア
 ローラント・フライスラー

第4章 「白バラ」メンバーの尋問調書……ゲルト・R・ユーバーシェア
 ゲシュタポの一次史料について
 ゾフィー・ショルの取り調べ

感想・レビュー・書評

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  • ミュンヘン大学医学部の男子学生2名と、3児の父、医学生の妹で、生物学と哲学を専攻していた女子学生が、1943年2月22日にゲシュタポにより処刑された。
    ハンス、ゾフィーは兄妹でナチス政権を批判するビラを撒いた、兄妹は同じ日に処刑された。

    医学生が3人いた。
    彼らは、ユダヤ人虐殺を問題視していた訳ではなく、
    ナチス政権の民主主義を否定、社会全体主義体制に危機感を抱いていた。
    独裁体制に、危機感があった。
    彼らは、ドイツ人、彼らがいた、
    後世彼らの存在にドイツは救われる。
    ドイツ人が彼らを処刑したのに。

    ヒトラーは、負け犬である。
    正々堂々と罰を受けなかったのだから。
    もしナチス政権に深く信念を見い出していたのなら、自殺せずに堂々と逮捕されていただろう。
    その部分がヒトラーの俗物ぶりが分かる。
    ナチスは、ヨーロッパに蔓延る反ユダヤ主義を利用して、ユダヤ人の財産を奪い経済を立て直し、ユダヤ人を公職から追放することにより、ドイツ人の失業率を下げた。
    戦争もやむを得ず起こした。
    自殺すれ前になぜこ正々堂々逃げ回らず出てこないのだ?
    徹頭徹尾負け犬根性丸出し。卑怯な男だ。

  •  映画『白バラの祈り』の資料集。映画のためのタイアップ作品ではなくして、映画制作の過程で調査された内容を元にして新たな解釈を試みる労作である。

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著者プロフィール

1957年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科(地域文化研究専攻)教授。専門はドイツ近現代史、ジェノサイド研究。
主な著書にJungkonservative in der Weimarer Republik. Der Ring-Kreis 1928-1933, Frankfurt am Main 1988、『ヒトラーとナチ・ドイツ』(講談社現代新書、2015年)、『過去の克服―ヒトラー後のドイツ(新装版)』(白水社、2014年)、『20世紀ドイツ史』(白水社、2005年)、共編著に『ジェノサイドと現代世界』(勉誠出版、2011年)など。

「2020年 『ドイツ市民社会の史的展開』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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