合法性と正当性: 中性化と非政治化の時代

  • 未来社
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  • Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784624300395

作品紹介・あらすじ

ヒトラー登場の露払いとしての思想的役割をはたした有名論文。ワイマール民主制への強引な批判は公法学者シュミットの面目躍如たるものがある。

感想・レビュー・書評

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  • 1932年にカール・シュミットが公にしたヴァイマル憲法批判の論文。ヴァイマル憲法の第2編によって議会制民主主義の根底にある機能主義的中立性が放棄され、憲法第48条に基づく大統領の独裁が合法化された事をもって議会制民主主義の破産を宣告している。これをシュミットによる議会制民主主義一般に対する攻撃と捉えるのはいかがなものか。むしろ、現代議会主義がその精神を失いつつあることに対する診断と受け止めるべきではないのか。いずれにしろ、この論文もまた今日でも思考を促す内容となっている。

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著者プロフィール

一八八八~一九八五。ドイツの法哲学者、政治理論家。「敵は殲滅せよ」という友敵理論や「例外状態」を想定して強力な権力の登場を説く「例外状態理論」などで知られ、ナチス政権の理論的支柱と言われた。戦後、逮捕・訴追されたが、ニュルンベルグ裁判で不起訴。著書に『陸と海 世界史的な考察』(日経BPクラシックス)、『政治的ロマン主義』、『政治的なものの概念』、『現代議会主義の精神史的地位』、『大地のノモス』他。

「2021年 『政治神学 主権の学説についての四章(日経BPクラシックス)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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