カール・シュミット 魔性の政治学

  • 未来社 (1992年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (308ページ) / ISBN・EAN: 9784624300746

作品紹介・あらすじ

世界的な政治学者・公法学者であり、ナチのイデオローグでもあったシュミットの主要著作を分析しつつ、その思想の射程と問題点を鋭く批判的に論究した、シュミット政治学解体の書。危機の思想家の全体像を浮きぼりにする。

第一章 シュミット──全体国家論の思想構造
 一 はじめに──問題の所在
 二 自由主義的国家・法思想批判
 三 大統領独裁論の構築
 四 全体国家論の特質
 五 むすび
 付論I シュミット問題──シュミットはヴァイマル共和国を擁護したのか
 付論II 魔性の政治学──政治のもつ狂暴性を予示
第二章 大統領の独裁とヴァイマル共和国の崩壊──憲法第四八条第二項(緊急命令権・非常権限)をめぐる
 一 はじめに
 二 シュミット政治論の標的──西欧民主主義批判と大統領独裁論の構築
 三 大統領制をめぐる論議
 四 「大統領内閣」とはなにか
 五 第四八条をめぐる論議
 六 第四八条の運用とその歴史的展開
 七 ヒトラー時代初期――第四八条から「授権法」へ
 八 むすび
 付論 「合法性」と「正当性」──ヴァイマル憲法への破産宣告
第三章 「独裁」と「自由」──「委任独裁」と「主権独裁」
 一 現代独裁の思想史的地位
 二 シュミットの「独裁論」
 三 ヴァイマル共和国の墓掘人としてのシュミット「独裁論」
 四 おわりに
第四章 「神話」と「独裁」の政治理論――例外状態を前面に立てた「独裁」の正当化
 一 はじめに
 二 反革命の国家哲学者=コルテス――現代独裁論の先駆者
 三 階級的神話から民族的神話へ
第五章 政治の本質――保守主義の「敵・味方」論
 一 はじめに
 二 英米系国家・社会観の特質と問題点
 三 シュミットの「敵・味方」論
 四 むすび

補論Ⅰ ホッブズとシュミット――政治思想における「イギリス」と「ドイツ」
補論Ⅱ 全体主義

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著者プロフィール

(たなか・ひろし)
1926年佐賀県に生まれる。1952年東京文理科大学文学部哲学科卒業。東京教育大学、一橋大学(名誉)教授などを歴任。法学博士。著書『ホッブズ研究序説』(御茶の水書房、1982)『長谷川如是閑研究序説』(未来社、1989)『カール・シュミット』(未来社、1992)『国家と個人』(岩波書店、1990)『日本リベラリズムの系譜』(朝日新聞社、2000)『20世紀という時代』(NHKライブラリー、2000)『ホッブズ』(岩波新書、2016)。訳書 ホッブズ『リヴァイアサン』(共訳、河出書房新社、1966)、シュミット『政治的なものの概念』(共訳、未来社、1970)、ホッブズ『哲学者と法学者との対話』(共訳、岩波文庫、2002)ほか多数。『田中浩集』(全10巻、未来社、2012-2015)。

「2022年 『ジョン・ロック伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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