エイゼンシュテイン 映画演出法講義

中本信幸 ニージニー

• 未来社 (1981年1月1日発売)

作品紹介・あらすじ

1930年代はじめ、国立映画大学の学生たちとの、映画における場の演出･画面の演出･カット割り等を具体的作品の具体的シーンに即しての討論風景を、弟子ニージニーが記録する。
目次
はじめに
一　演出上の解決
二　場の演出（ミザンセーヌ）
三　カット割り
四　画面の演出（ミザンカードル）

　附録　構成の諸問題
　解説　教育者としてのエイゼンシュテイン　ユトケーヴィチ
　エイゼンシュテイン──その知られざる側面　訳者あとが

感想・レビュー・書評

[akakageさんの感想 · 2010年10月24日]

モンタージュなど映画理論を確立したエイゼンシュテイン。彼の大学での授業を記録した当時の学生が、授業内容を再現した内容だ。ゴリオ爺さんの映画化など、具体的なテーマのもとに、場の演出などに解を出していく。映画作りに興味のある人には必読の書だ。発売当初より価格が上がってしまった。きっと売れないのだろう。こんな本の出版を応援するためにも、買って読んで欲しい。