ブリューゲルの「子供の遊戯」 遊びの図像学

  • 未来社 (1989年1月1日発売)
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本 ・本 (478ページ) / ISBN・EAN: 9784624710521

作品紹介・あらすじ

フランドル派の画家ブリューゲルの一枚の絵から社会的・民俗学的・宗教的意味を析出し、あわせて西欧子供観の通説を破った労作。1989年度サントリー学芸賞、日本児童文学学会特別賞、日本保育学会日私幼賞受賞。
目次

第一章 ブリューゲルの「子供の遊戯」、その作品成立の背景
 一 ブリューゲルとアントウェルペン
  1 生涯の大半を過ごした都市
  2 国際商業都市となる
  3 めざましい文化活動の都市
 二 ブリューゲルの略伝
 三 「子供の遊戯」の来歴
 四 「子供の遊戯」の様式的特徴
 五 「子供の遊戯」の人物配置と色彩
 六 作品解釈の諸説
  1 「子供の遊戯」の百科全書説
  2 「幼年期」の寓意画説
  3 大人の愚行の縮図説
  4 大人の世界の鑑説
  5 新しい解釈の提言
 七 季節にみる子供の遊戯
第二章 「子供の遊戯」の図像学
  1 お手玉遊び
  2 人形遊び
  3 人形の家
  4 祭壇ごっこ
  5 梟の巣箱
  6 水鉄砲
  7 仮面遊び
  8 ブランコ遊び
  9 くるみの風車遊び
  10 シャボン玉遊び
  11 小鳥遊び
  12 ガラガラ遊び
  13 石が脚にあたるぞ
  14 洗礼ごっこ
  15 目隠し鬼ごっこ
  16 子供椅子
  17 「いくつもっている」

感想・レビュー・書評

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  • ブリューゲルの「子供の遊戯」―遊びの図像学

  • 専門書のため、
    普通の読み物と思って読むと
    まあ手痛い目に遭います。
    ただし、昔の遊びというものを
    いくつか見ることができたり
    様々な見方があるということは
    分かってくるはずです。

    で、昔も今も
    子供の遊び場所は脅かされているのです。
    今はもっとだけれども、
    昔もやっぱりそんな時期があるのです。

    あと、神聖な場所は
    遊びが禁止されていたそうな。
    だけれども、禁を犯すのが
    子供の仕事でもあるからね…

  • 『読書の軌跡』阿部謹也より

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著者プロフィール

明治大学名誉教授/ネーデルラント美術史

「2018年 『ネーデルラント美術の誘惑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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