☆新版☆ モーゼスおばあさんの絵の世界: 田園生活100年の自伝

著者 : A.M.R.モーゼス 加藤恭子

• 未来社 (1991年1月1日発売)

感想・レビュー・書評

[ラララライブラリさんの感想 · 2021年10月12日]

赤毛のアンの世界を彷彿とさせるような、厳しくも豊かな田舎の生活が描かれている。グランマ・モーゼス展に行ったのを機に読んだ。読後、もう一度彼女の絵を見たくなった。

[マタンさんの感想 · 2018年2月27日]

知っている人は知っている方じゃないかな。
私は、確かテレビ経由で知った人。

彼女は、決して教養があるわけでは
ありません。
ですが彼女には、一生懸命に働く、
そして刺繍がうまいという
素晴らしい才能がありました。

そしてそれは、遅咲きながら
70を超えたときに
リウマチで自由に動かせなくなり
刺繍ができなくなった手で
代わりに絵筆を持つことから
有名な絵を描く人へと変化することになりました。

自叙伝ではそこの点は
少しも触れられてはいません。
ただ、彼女のやさしさがあるだけ。
黒人の差別があった時代、
彼女は決してその差別はしませんでした。

移民の血ということもあったからでしょうね。

優しい文章が
この本には流れています。