日本の中央と地方 (宮本常一著作集 2 2)

  • 未来社 (1967年1月1日発売)
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本 ・本 (274ページ) / ISBN・EAN: 9784624924027

作品紹介・あらすじ

一 日本列島にみる中央と地方
 1 衰微する地方の町
 2 離島の悲運
 3 中央集権の基盤
 4 地方文化の薄さ
 5 武士の行方と明治の政治
 6 出稼ぎの価値
 7 国内植民地
 8 文化の不動化
 9 人材待望
 一〇 地方自主経済確立へ

二 島の暮らしと出稼ぎ――周防大島の場合――

三 農村文化と都市文化

四 農民不安の根元――風にそよぐ葦――

五 僻地性解消のために

六 社会開発の諸問題

七 民衆の生活と放送

八 戦争体験を生かす道

九 現代生活における住意識

一〇 中国山地の過去と将来

一一 広島県境地域の現状と問題点

あとがき

感想・レビュー・書評

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  • 豊富なフィールドワークの経験に基づく有用な知見を語ってくれてると思ったらただの酒場談義でした
    この人はこんな考え方の人です、以外の何の価値も読者にもたらさない稀有な本だし、頭の悪さが垣間見えて、肝心のフィールドワークの方にも疑問符がついてくるようになった

  • 「日本の中央と地方」
     40数年前に書かれた本です。内容はもう少し古い年代のようです。たまに活字が横向いていたりして。
     山間地や離島の僻地性解消のための、方策が述べられています。結論としては、新生活運動による住民意識の改革と、とにかく車の通れる道を着ける、ことに重点が置かれてたと思います。
     新生活運動、とはよくわかりませんでした。名張毒ぶどう酒事件もこの集まりだった、との言及がありました。
     道路については、本州と四国が3本の橋で繋がってることを知ったら、宮本さんもさぞ驚かれることでしょう。

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著者プロフィール

1907年(明治40)~1981年(昭和56)。山口県周防大島に生まれる。柳田國男の「旅と伝説」を手にしたことがきっかけとなり、柳田國男、澁澤敬三という生涯の師に出会い、民俗学者への道を歩み始める。1939年(昭和14)、澁澤の主宰するアチック・ミューゼアムの所員となり、五七歳で武蔵野美術大学に奉職するまで、在野の民俗学者として日本の津々浦々を歩き、離島や地方の農山漁村の生活を記録に残すと共に村々の生活向上に尽力した。1953年(昭和28)、全国離島振興協議会結成とともに無給事務局長に就任して以降、1981年1月に73歳で没するまで、全国の離島振興運動の指導者として運動の先頭に立ちつづけた。また、1966年(昭和41)に日本観光文化研究所を設立、後進の育成にも努めた。「忘れられた日本人」(岩波文庫)、「宮本常一著作集」(未來社)、「宮本常一離島論集」(みずのわ出版)他、多数の著作を遺した。宮本の遺品、著作・蔵書、写真類は遺族から山口県東和町(現周防大島町)に寄贈され、宮本常一記念館(周防大島文化交流センター)が所蔵している。

「2022年 『ふるさとを憶う 宮本常一ふるさと選書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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