私の日本地図 (6) (宮本常一著作集別集)

  • 未来社 (2011年2月1日発売)
3.57
  • (1)
  • (2)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 22
感想 : 3
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

本 ・本 (292ページ) / ISBN・EAN: 9784624924911

作品紹介・あらすじ

原書は昭和44(1969)年刊。「何を一番やりたかったのかというと、それは瀬戸内海の研究だったのです」――大学退職記念講演で語った宮本常一にとって、ふるさとの海=瀬戸内海は、日本を知る旅への原風景であり生涯の研究テーマであった。本巻では、矢野から福山・靹までの山陽地の沿岸と蒲刈島から田島まで広島県と愛媛県にまたがる芸予諸島の島々をたどる。かつて海賊も出た瀬戸内海の中でもっとも島の多いこの海域沿岸・島嶼社会がどのように現代へ展開してきたか、開拓・定住の歴史と生活手段の変遷、島と島外社会とのつながりを語る。地割に棲みつき方の特徴が映る空撮もふくむ写真277枚。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2020/09/22蔦屋

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1907年(明治40)~1981年(昭和56)。山口県周防大島に生まれる。柳田國男の「旅と伝説」を手にしたことがきっかけとなり、柳田國男、澁澤敬三という生涯の師に出会い、民俗学者への道を歩み始める。1939年(昭和14)、澁澤の主宰するアチック・ミューゼアムの所員となり、五七歳で武蔵野美術大学に奉職するまで、在野の民俗学者として日本の津々浦々を歩き、離島や地方の農山漁村の生活を記録に残すと共に村々の生活向上に尽力した。1953年(昭和28)、全国離島振興協議会結成とともに無給事務局長に就任して以降、1981年1月に73歳で没するまで、全国の離島振興運動の指導者として運動の先頭に立ちつづけた。また、1966年(昭和41)に日本観光文化研究所を設立、後進の育成にも努めた。「忘れられた日本人」(岩波文庫)、「宮本常一著作集」(未來社)、「宮本常一離島論集」(みずのわ出版)他、多数の著作を遺した。宮本の遺品、著作・蔵書、写真類は遺族から山口県東和町(現周防大島町)に寄贈され、宮本常一記念館(周防大島文化交流センター)が所蔵している。

「2022年 『ふるさとを憶う 宮本常一ふるさと選書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宮本常一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×