境界の思考 ジャベス・デリダ・ランボー (ポイエーシス叢書 13)

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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784624932138

作品紹介・あらすじ

歴史、民族、言語いかなる固有性にも帰属しない異邦人たちをめぐって、現代の文学と思想の境界を自在に越境する、華やかな知と批評のプリズム。
目次
I 境界の思考
 『歓待の書』の入り口で
 境界論──ランボーにおける時間制の考察
 ランボー・エクリヴァン
 「友の手」についてランボーが語ったこと──『イリュミナシオン』の原稿
 百年の歩みについて、あるいは白い炸裂──ランボーとジャベス
 エドモン・ジャベス──推移のゾーン
 手、歩み、視線──デリダとユダヤ思想
 国際線上のジャック・デリダ
II パサージュ
 写真の気配、詩のスタイル
 パサージュ──境界の批評
 振動する境界──ミシェル・セールと「分布」の思考
 トライアングル──解明する批評
 ジラールと第三の人物
 この人を見よ──『ジャック・デリダ』
 ソレルスと小説の生成
 作者を搜す六人の登場人物──メタ・フィクション考
III そして足跡について……
 没後百年、ランボーの旅を微分する
 外国人であることをトータルに引き受けた外国人の書物──エドモン・ジャベス インタビュー
 問い続けた国境渡る対話──ジャベスの周辺
 我々はアナロジーを逃れるか──クロード・ロワイエ=ジュルヌーと詩の切断
 ロワイエ

著者プロフィール

評論家、詩人。ランボー、村上春樹論等で活躍。2009年『ランボーとアフリカの8枚の写真』など一連の紀行により藤村記念歴程賞受賞。
『ゆるゆる人生の歩き方 金子光晴の名言から』(言視舎) 『テロの文学史』(太田出版)ほか著書多数。

「2020年 『笑う桐野夏生 悪を書く作家群』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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