開かれた社会―開かれた宇宙: 哲学者のライフワークについての対話 (ポイエーシス叢書 14)

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  • Amazon.co.jp ・本 (162ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784624932145

作品紹介・あらすじ

〈批判的合理主義〉の巨匠ポパーが、マルクス主義批判、実証主義批判をふくめ、21世紀の思想のゆくえと科学研究の方法論を展望する対話。
目次
反駁されそうもないもの、それは何も語っていないか、ごくわずかのことしか語っていない
誰が支配すべきか──誤れる問い
想像力喪失の貧困
われわれの仮説がわれわれに代わって死んでくれる
シーシュポスと幸福
証明は存在しない──反駁が存在する
円は美しい、が、楕円が正しい
精神史における最大の出来事──そしてさらに大きな
あらゆる発明は理論を反駁する
美しいものは、より真なるものである
科学は神話に由来する
点は、二つの辺を除いた角なのか
ウィトゲンシュタインの火かき棒
ウィーンの巨人たちの遺産
何が素朴なのか
わたしは、自分がマタイ受難曲を書いたとは信じられない
理論に対するマッハの嫌悪
カントの論理的へまに関するボルツマン
ボルツマンの悲劇、失われた時間の矢
ビッグ・バン理論──それほど重要ではない
確率と時間の矢
「生命とは何か」──一つの問い、まだ答えはない
ダーウィンとクジャクの謎
白いスワン―黒いスワン
脳は創造的である
世界は創造的である
現実化の傾向──創造の原理
生成するもの、それはまだ存在

著者プロフィール

(Sir)Karl Raimund Popper
1902-1994。ウィーン生まれのユダヤ系哲学者。ウィーン大学で哲学・物理学・心理学を学ぶ。ウィーン学団にあってはカルナップら主流に対する内在的批判者であった。ヒトラーのオーストリア併合後ニュージーランドに亡命。戦後ロンドン大学に招かれイギリスに帰化、同大学の科学方法論の教授をつとめ、名誉教授となる。その帰納主義批判、反証可能性などの問題提起とともにマルクス主義に対する徹底した批判で知られ、本書のほか『開かれた社会とその敵たち』、自伝『果てしなき探求』など多くの著書が邦訳されている。

「2009年 『推測と反駁 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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