ハーバマスと公共圏

  • 未来社 (1999年9月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (350ページ) / ISBN・EAN: 9784624932411

作品紹介・あらすじ

〕『公共性の構造転換』英語版出版を機に、民主政治、批判理論、フェミニズム、文化研究などの論客が、今日的な公共圏の理念と限界をめぐって議論を交わした。論考と討議を収録。

目次


1 序論:ハーバマスと公共圏…クレイグ・キャルホーン
第1部 哲学的モデル
2 実践的な討議:道徳と政治の関係…トーマス・マッカーシー
3 公共空間のモデル──ハンナ・アレント、自由主義の伝統、ユルゲン・ハーバマス…セイラ・ベンハビブ
4 公共圏:モデルと境界…ペーター・U・ホーエンダール
5 公共圏の再考:既存の民主主義の批判のために…ナンシー・フレイザー
6 かつて公共圏は存在したのか? 存在したとすればいつなのか? アメリカの事例の考察…マイケル・シュドソン
7 政治理論と歴史分析…モーイッシュ・ポストン
第2部 公共の場におけるコミュニケーション
8 メディアと公共圏…ニコラス・ガーンナム
9 公衆としての大衆と主体としての大衆…マイケル・ワーナー
10 テクスト性、媒介、公共の討議…ベンジャミン・リー
11 結論 ハーバマスとの対話…ユルゲン・ハーバマス
訳者あとがき

感想・レビュー・書評

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  • 【選書者コメント】ハーバーマスやアーレントなどの「公共哲学」には今日注目が集まっている。本書はハーバーマスの公共論について学ぶよいきっかけとなるだろう。
    [請求記号]3610:1613

  • ハーバーマスの理想的対話状況とか、言葉では何となく知っており、
    かつ、断片的にしかわかっていないので、しっかり読み直さないとな、
    と思って買ったが、読みかけ。もう内容をほとんど覚えていない。
    公共圏を巡る議論は今後も深まったいくだろうから、再読が必要だ。

  • 女性の観点からハーバーマスの公共正論に批評を加えるフレイザーの議論はとくに重要かも。

  • 公共圏。

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著者プロフィール

山本 啓(ヤマモト ヒラク)
1947年山形県生まれ。中央大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(政治学)。東北大学大学院名誉教授。専攻:政治学、公共政策論。著書:『ハーバマスの社会科学論』(勁草書房)、『政治と行政のポイエーシス』(編著、未來社)、『NPOと法・行政』(編著、ミネルヴァ書房)、『ローカル・ガバメントとローカル・ガバナンス』(編著、法政大学出版局)、『パブリック・ガバナンスの政治学』(勁草書房)。訳書:マンデル『後期資本主義』(共訳、柘植書房)、トンプソン『批判的解釈学』(共訳、法政大学出版局)、コーン『競争社会をこえて』(共訳、同)、ベック『世界リスク社会』(同)、ウィリアムソン『消費の欲望』(共訳、大村書店)、ピュージ『ユルゲン・ハーバマス』(岩波書店)、キャルホーン編『ハーバマスと公共圏』(共訳、未來社)など。

「2014年 『承認をめぐる闘争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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