私に触れるな: ノリ・メ・タンゲレ (ポイエーシス叢書 55)

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  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784624932558

作品紹介・あらすじ

復活を遂げたイエスとマグダラのマリアの邂逅──西洋絵画の歴史のなかでいくどもモチーフとされた、名高い場面。本書ではとりわけレンブラントとデューラーの作品を取り上げながら、イエスがマグダラのマリアに告げる「我ニ触レルナ(ノリ・メ・タンゲレ)」という言葉、そしてそのイメージ表現のなかにひそむ、触れることと見ること、出現と消滅、欲望と暴力、愛と真理、身体と感覚、生と死……それらが絡み合う構造を鮮やかに分析する。イメージの問題から切り込み、キリスト教の脱構築を展開する、近年のナンシーの仕事を見事に集約した、小著ながら射程の深い一冊。著者による「日本語版序文」を併録。カラー口絵4頁。★06年4月、著者来日! 東京ほかで講演・シンポジウム開催。
目次
日本語版序文

私に触れるな──ノリ・メ・タンゲレ
 プロローグ
 出発間際
 メ・ムゥ・ハプトゥ──ノリ・メ・タンゲレ
 園丁
 手
 マグダラのマリア
 私に触れるな
 エピローグ

 「ノリ・メ・タンゲレ」の場面を描いた主要作品に関する覚え書き
 原註
 訳注
 人名紹介

 マグダラのマリアという譬え──訳者解題にかえて
 訳者あとがき

感想・レビュー・書評

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  • マリアはイエスを見るだろう、イエスは彼女に見られるがままになるだろう、ときうのも彼女は墓のなかを見ることができたのだから。
    見るべきでないものを見ることができたのだから。
    見るべきでないものを見ること、ただ可能な眼差しにのみ、ただ不可視の夜をすでに見ることのできた眼にのみ、自らを見せるものを見ること、ノリ・メ・タンゲレはこうした争点の中心的モチーフを担っている。

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著者プロフィール

ジャン=リュック・ナンシー(Jean-Luc Nancy) 1940年、フランス・ボルドー生まれ。哲学者。ストラスブール・マルク・ブロック大学名誉教授。著書に、『無為の共同体─哲学を問い直す分有の思考』(1986年/邦訳、以文社、2001年)、『自由の経験』(1988年/未來社、2000年)、『限りある思考』(1990年/法政大学出版局、2011年)、『世界の創造あるいは世界化』(2002年/現代企画室、2003年)、『イメージの奥底で』(2003年/以文社、2006年)、『モーリス・ブランショ 政治的パッション』(2011年/水声社、2020年)など多数。

「2021年 『あまりに人間的なウイルス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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