ブレヒト戯曲全集 5 (5)

  • 未来社
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  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784624932756

作品紹介・あらすじ

ナチスのデンマーク進入を避けてスウェーデンに亡命した時代のブレヒト最盛期の作品3本、反戦劇「肝っ玉おっ母とその子供たち」、中国を舞台にした社会風刺劇「ゼチュアンの善人」、そして主人と下男の対立を扱った「プンティラ旦那と下男のマッティ」を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 談話室で推薦された、「ゼチュアンの善人」を読む
    主人公沈得、最後に見せた二面性について。さもありなん。
    やはり善人が善人のまま生きるのは難しいのだろうか?
    善人を通せば、生活環境の質は落ちていく。ガンジーや良寛が頭に浮かんだ。
    善人を通すと、欺きだます人が寄ってくる。養分がなくなるとこれらの人は去っていくが、その後善人がどう変わっていくのか。次はそんな本を読んでみたいと思った。

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著者プロフィール

ベルトルト・ブレヒト Bertolt Brecht(1898-1956)
ドイツの劇作家・詩人。1898年、バイエルン王国(当時)のアウクスブルグに生まれる。
ミュンヘン大学で哲学、医学を学び、第一次世界大戦末期に衛生兵として召集され反戦思想に目覚める。表現主義の影響のもと、劇作、詩作、批評活動をはじめ、1918年、戯曲第一作『バール』を執筆し、1922年に戯曲『夜打つ太鼓』でクライスト賞を受賞し脚光を浴びる。1928年に作曲家クルト・ヴァイルとの共同作品『三文オペラ』を上演。1933年のナチスによる国会議事堂放火事件後、亡命生活に入る。プラハ、ヴィーン、チューリッヒ、パリ、デンマークを転々とする。第二次世界大戦中はフィンランド、ソヴィエトを経て、1947年までアメリカに亡命。その後、チューリッヒを経て1948年に東ドイツに帰る。東ドイツでは劇団ベルリーナー・アンサンブルを結成し、1956年に亡くなるまで活動拠点にした。作品は『肝っ玉おっ母とその子どもたち』(1939)、『ガリレイの生涯』(1938-1955)、『セチュアンの善人』(1941)、『コーカサスの白墨の輪』(1944)など多数。
本作『子どもの十字軍 1939年』(原題)は第二次大戦中の1941年に書かれ、他の詩や短篇とともに『暦物語』(1948)に収められた。

「2023年 『子どもの十字軍』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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