望みのときに (転換期を読む 1)

  • 未來社 (1998年7月1日発売)
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  • 本 ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784624934217

作品紹介・あらすじ

〈わたし〉は訪ねたアパルトマンで、二人の女友だちと邂逅する……。再開し、無限にそこにある一個の煌めく思考の経験、そのパッサージュ。沈黙と叫び、眼差しと歩み、火と雪の輝き、忘却と記憶とが、〈昼〉と〈夜〉とあいだを往還するなか、人物=人称たちはその輪郭を失いながら、そこで起こった出来事が〈望みのとき〉であったことが開示される。盟友的存在であったジョルジュ・バタイユが「幸福な書物」と評した、ブランショの中期のフィクション作品(1951年発表)。

目次

望みのときに

訳者あとがき

感想・レビュー・書評

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  • ブランショは、何を言ってるか分からないので好き

    フランス語の小説の邦訳は、意味不明のものが多いので、その分からなさは翻訳のせいなのかも知れない。

    たぶん最初に読んだのは「青空」で、その後「忘却」とか「「その男トマ」「アミナダブ」「私について来なかった男」などに挑戦したが頂上に立った記憶はない

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著者プロフィール

1907年―2003年。20世紀後半のフランスが持ち得た最大の作家・批評家の一人。主な邦訳書に『至高者』(筑摩書房)、『死の宣告』(河出書房新社、)、『望みのときに』(未来社)、『私についてこなかった男』(書肆心水)、『最後の人/期待 忘却』(白水社)、『文学空間』(現代思潮社)、『来るべき書物』(筑摩書房)など。

「2013年 『他処からやって来た声』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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