寛永主従記

田宮虎彦

• 明治書院 (2010年4月1日発売)

感想・レビュー・書評

[pikarin777さんの感想 · 2014年2月9日]

会津加藤家で起こった事件『会津騒動』を田宮寅彦氏が戦国時代に生き、江戸の時代にまで生き残ったが、最後に事件を起こすまでに至った掘主水の立場にたって描いた作品。
雪降る週末に選んだ為かずいぶんと渋い本を選んでしまったが、予想に反してなかなか面白かった。
歴史小説が好きな方にははまると思います。
耐えに耐える日本人だからこその事件だったんだろうなあ。

[jazzsambaさんの感想 · 2014年1月7日]

「落城」と同じ流れと言っていい、田宮流の会津騒動。これは面白い！いぶし銀のような語り口が一気に話を読ませる。