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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784627062610
作品紹介・あらすじ
【第55回造本装幀コンクール日本書籍出版協会理事長賞受賞!】
おなじ物語を異なる言語で語るように、
おなじ情景を異なる技法で描き分けるように、
おなじ定理を異なる方法で証明すると、どんな世界が見えるのだろう?
この一見無謀な試みを具現化したのが本書である。
レーモン・クノーの『文体練習』に着想を得て書かれた本書では、ある何の変哲もない定理を、中世ヨーロッパ時代の証明、現代数学を駆使した証明、言葉を使わない証明、音楽による証明、映画のシナリオ風の証明、手話による証明、サイケデリックな証明など、99通りもの方法で「証明」する。
本書で紹介する99通りの「証明」は、厳密に正しいもの、証明とはよべないもの、証明することをはなから放棄しているものなど、現代数学の方法論として見れば玉石混交かもしれない。しかし裏を返せば、本来数学がそれだけの多様性を備えていることの証ともいえる。
そう、物語の語り方がさまざまであるように、絵の描き方がさまざまであるように、証明、つまり数学の在り方は決して一つではない。数学はもっと自由なのだ。
感想・レビュー・書評
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定理の証明、というか数学をテーマとした自由な短編集orエッセイ集とでも言うべきか。数学的なことはそんなにわからんけれど^^; 、少なくともこれまでより数学をポジティブに見られそうな気がします(笑)
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請求記号 410.4/O 71
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ちょっと読んだ
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