選択公理と数学 増訂版・POD版 発生と論争,そして確立への道

  • 森北出版 (2022年6月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (263ページ) / ISBN・EAN: 9784627083394

作品紹介・あらすじ

選択公理の出現と提示から、他分野への応用例、素朴集合論の起源とその概略、無矛盾性と独立性まで詳しく解説。

森北出版Webサイトで新たな補遺「特殊な非可測集合について」を公開しています。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。選択公理と選択公理がいかに現代数学で普通に使われてるかが分かる。その分野は多岐にわたるのでかなり駆け足の説明になってる。

    位相空間ではよく極限値を使って定義や定理が出来てるが極限値を作るにはコーシー列を構成する必要がありそこに選択公理が使われやすい。
    しばしば選択公理は逆説を導くので誤った公理とフランクに言われがちだが安心して正しく使うために無矛盾性を事実などは知っておいた方がいい。
    「選択公理によって数学は豊かになった」という一文が印象的。

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著者プロフィール

法政大学名誉教授 理学博士

「2022年 『選択公理と数学 増訂版・POD版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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