続々・失敗百選:「違和感」を拾えば重大事故は防げる-原発事故と“まさか"の失敗学

著者 :
  • 森北出版
4.09
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本棚登録 : 69
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784627675018

作品紹介・あらすじ

“まさか”の大事故には,必ずその前兆があった! 

隠された兆候を感じ取ることができれば,想定外の災害も防げます.
本書は,福島原発事故を工学的な視点で分析することで,事故の背景に何があったのかを明らかにするとともに,“まさか”の失敗に対する感度を磨き,「発生確率がきわめて低いが被害が甚大な事故」を未然に防ぐ方法を考えます.

前2著「失敗百選」,「続・失敗百選」とは異なる視点を取り入れた,「ポスト3.11」の失敗学の指南書です.

感想・レビュー・書評

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  • メインは副題の通りです。
    あの出来事は残念だけれども
    「なるべくしてなってしまった」わけなのです。

    結構専門用語が多く出て
    把握がしづらいとも思います。
    その場合は「どうしてそうなった」だけでも
    抑えておくとよいと思いますよ。

    実はこの本のもう一つの楽しみとして
    著者の小話もあるのです。
    失敗例には勤務先もあるのですが…

    やってはいけないことをしでかしている例が
    まあまあ多いのよ。
    「禁止」ですからね。

  • やや饒舌な文体とコラムで、これでもか、と畳み掛ける、失敗の教訓の数々。
    エンジニアの端くれとして、この本を読めることをとても幸せに思う。

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著者プロフィール

東京大学大学院教授 博(工)

「2021年 『脱・失敗学宣言』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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