演習で学ぶPID制御

森泰親

• 森北出版 (2009年11月12日発売)

感想・レビュー・書評

[鈴華書記さんの感想 · 2023年2月4日]

PID制御のうち部分的モデルマッチング法の比重が大きい教科書，ある程度プログラムできる前提で話が進む。

[baxさんの感想 · 2014年11月11日]

大学における研究,学会発表,学術論文では,現代制御理論関係が9割を占めていますが,産業界ではその比率は逆転し,古典制御理論に基づいて設計したPID制御がいまだ主流を占めています.
その点では,大学などにおいて制御理論の講義を受けても,PID制御系設計の観点からすれば,十分な知識を授かったとはいえないのが現状です.
そこで本書では,制御理論の基礎の部分は割愛して,「システムの解析」と「PID制御系設計」の二つのテーマに絞り込み,演習を中心に,図も多く用いて,わかりやすく解説をしました.数値例を通して,理論を実際に使うための技術も得ることができます.
工業高等専門学校や大学の講義で行われている「制御系設計」の教科書として,あるいは,現場の制御技術者の方の独学書として最適です.

著者プロフィール

東京都立大学名誉教授 工博

「2021年 『演習で学ぶ基礎制御工学　実践編』 で使われていた紹介文から引用しています。」