人と機械の共生のデザイン 「人間中心の自動化」を探る

  • 森北出版 (2012年12月7日発売)
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本 ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784627947818

感想・レビュー・書評

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  • 自動運転や人工知能技術をよく耳にする最近である。
    機械は正確になんでもやってくれる。すごい!便利!と思っているが、実は機械になんでもやらせればよいというものでもない。

    例えば、飛行機。飛行機は高度に自動化が達成しているシステムの一つであり、航空に関してはほぼ全自動であり、着陸もほぼ自動。離陸の時は若干手動が入るがそれでも機械のアシストが多い。
    もう少しすると機械が全部やってくれて、パイロットはもはやコクピットにただ座っているだけのそんざいになるのだろうか。

    いな。である。やはり人間が必要である。なぜか?それは機械が対応できない事象が存在し、それは人間の柔軟な思考によってのみ解決できるからである。そこで問題になるのが、この場合に機械と人間の協調の方法である。
    機械は機械で自動化されたときのロジックがあり、人間は人間で機械にこう動いてほしい!(またはほしくない)という考えがある。

    これを合理的に考えていく方法をヒューマン・マシン設計と呼ぶ。
    過去のレッスンラーンからどのような設計が望ましいか、というのを解説している。
    実例が豊富でわかりやすい。

    ただし、この分野って何年も前も同じ議論をしているように思う。
    学生時代に教養程度に学んだ時も同じことを習った気がする。

  • 自動化において先行する航空と、自動化が進む自動車を例に、人にとって分かりやすい自動化のためのデザインについて解説。
    「自動化のレベル」など、自動化のベストプラクティスのまとめがある。

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