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本 ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784634071100
感想・レビュー・書評
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小論文は技術論では対処できないとして、前半はダメ小論文を次々と切って行く展開が爽快。
では、小論文とは何なのか。本書では自己決定権と、パターナリズムすなわち父親(pater)のように敢えて強要することが善いかどうかという葛藤を論じることであると断じている点、すごく腹落ちした。小論文の教科書に収まってないw。
これは、特に日本の政策、教育といった行政にとどまらず、何時だってリベラリズムとデモクラシーが織りなすランデブーへの旅たちの端緒たり得る。 僕はニートもオタクも政治家も、プラットフォームさえ得れば肩書きを失うと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
近代思想と対立的にとらえた、現代思想について。
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1部を読み進めるほど2部が読みづらくなり、結果、2部の途中で読むのやめた。全体的に説教くささを感じる。
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37135
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何だか小難しく完読できず、リトライ中。ちょっと哲学的過ぎて、この知識がないと小論文が書けないのか疑問。コペンハーゲン解釈、シュレーディンガーの猫とか宇宙や量子力学に興味がないとなんとことやらチンプンカンプンではないだろうか。
哲学の読み物としては興味深い部分もあるが、これを読んで大学受験の小論文を書けるようになるかと言うとまず書けないと思う。
・作文と小論部の違い:視点が社会の中の一現象、私⇒作文、社会的事象⇒小論文
・小論文を書くというのは、概念を提示すること
・概念とは、ある事物を表す際に、それを使うことによってはじめてその事物がはっかいりと意味づけられるような言葉のことである。例えば、「人間」や「人」という概念は、二本足で言葉を使って思考する地球上の動物いうモノを表す
・言語論的転回:言語を離れては人間の医師(意識)は存在しない。⇒ソシュール、ウィトゲンシュタイン
・アイデンティティの喪失:個人のアイデンティティとは、なにもその個人が自律的に獲得するものではなく、他者を介して、他者の中で形成されるものである。 -
第1章、キーワードを抜き出して読んでいく方法はかなり参考になりそう。
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バファリンの半分は優しさでできているが、jikkenの知の半分以上はこの本からできている。
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第2章の、20世紀の思想がすばらしい。
2001年の時点でここまでまとまっている本はほとんど無かったと思う。
この本の2010年バージョンを読みたい。というのは、入り口過ぎるから。
とはいえ、小論文を学ぶ、という所からすると、それ以上に進むよりも、課題を十分考えぬくほうが重要なのかもしれない。 -
大学入試の時に大変お世話になった本。この本がなかったら私、違う大学に行ってたと思う。大学時代もずっと持ってた。時代はこの3、4年で大きく変わりこの本に書かれていることも多少は古くなった感はあるかもしれないけれど、貴重な一冊でした。
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この本は小論文用では御座いません