三國志逍遙

著者 :
  • 山川出版社
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本棚登録 : 127
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784634150058

作品紹介・あらすじ

陳寿の著した『魏書』『蜀書』『呉書』の原書に立ち戻り、曹操・劉備・諸葛亮の真の姿を映しだす。訳文は読みやすい総ふり仮名付き。安野光雅の画と中村愿の文が創り出す「三國志」の境地。

感想・レビュー・書評

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  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/53231

  • 原文を丹念に読み込む事で、新たな曹操像や諸葛亮像を示しており、三国志ファンとして大変楽しめる本。

  • 出口治明著『ビジネスに効く最強の「読書」』で紹介
    安野光雅氏の画と著者の文章が織りなす三国志の世界。原書に基づく「本当の三国志」。

  • 引いた味のある挿絵と、三国志エッセイというには濃い研究文のコラボ。
    白文に読み仮名と助詞を付けて、原文の鋭さと訳文の読みやすさを両立しようとする試みはとても面白い。
    一番力が入っていて瞠目するのは諸葛亮の解釈。固定された感情論に真っ向から立ち向かい、孔明悪玉論を説く部分は実に読み応えがある。

  • 吉川三國志のイメージがひっくり返る。諸葛亮は昰か非か?漢字のルビ振りがよりものがたりのイメージを膨らませた。

  • 三国志正史を原典の漢字そのまま表記にした翻訳が良かった。日本語訳より原著への距離が近く感じられ、演義に慣れた読者にも新鮮と思う。風情のある挿入画も魅力。

    ところで著者は本書で曹操を簒奪者と見ず、また諸葛亮を忠臣と見ないなど、所謂アンチテーゼな人物評価を提示している。それ自体は良いとしても、それらの結論を前提にした史料解釈や推論が見られるのは、そういう行為を著者自身が文中幾つかの史書に対して批判している分、皮肉に感じられた。

  • 裴松之の注を排して陳寿の文を読もうというコンセプトだそうです。
    ・そそさまと献帝のお話
    ・孔明せんせいはこきおろされています
    安野せんせいの絵はたくさん見れてよいです。大きいサイズで観たくなる

  • 裴松之の註釈を排除し、出来る限り陳寿の意図を読み取ろうとしている。
    なかなか面白い見方をしていると思うし、大方賛成もできるが、根拠が弱い部分も多い。
    特に孔明信者には絶対に受け入れられないであろう諸葛亮像を描き出していたののは斬新で面白かった。

    あと安野氏の絵だが、別に画集という形で出してくれないかな。
    個人的には大好きな絵。

  • 安野さんの絵に星5つ!

    だけど、やっぱり三国志には興味ない・・・笑

  •  分厚い本ではあるが、字が大きめな上に絵が多く収録されているので、見た目の威圧感ほどのボリュームはない。
     半分以上が魏、というよりは曹操についての話に割かれ、次に孔明、最後にオマケ程度に赤壁について書かれる。

     曹操については徹底して好意的に解釈し、特に献帝との関係、なかでも禅譲についての考察に比重をおいている。
     一方で、諸葛亮については、少々意地の悪い見方だと思う。私はどちらかと言えば魏贔屓だし、「天才軍師」的な孔明像についてはあまり良く思わないが、その私から見てもこの孔明に対する分析は、最初から悪く書く意図があってこうなった、と思える。

     全体に著者の思い入れが強く出過ぎて、著者の尊崇する「簡略な文章による優れた歴史文学」に、推測から記事を膨らませたという印象があるが、独特の訳文は読みやすく、曹操が好きな人であれば、読み物の一つとしてはそれなりに楽しめるのではないかと思う。

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