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本 ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784634150317
感想・レビュー・書評
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年末年始に東京を旅した。此処に載っている両国・深川エリア、錦糸町・木場エリア、向島エリアを数日かけて歩き通した。コースの選定、見るべきもの、そのモノの背景、かなり参考にさせて貰った。
特に、著者は小説の舞台になった場所にかなり詳しく、なるほどと思った。歴史的事実も看板に書いていることと全ては被らないで、ちょっとトリビアなことも書いている。単なる看板しかない処でも、この本を読んでいるので、様々に想像することができる。
と、持ち上げておいてちょっと小言を書きます。この本だけではわかりにくいので、東京詳細地図も持ち歩いたのだが、それでも看板のある場所にたどり着くのはものすごく苦労した。そもそもこの本の地図があまりにもいい加減なのである。この本だけで場所にたどり着こうと思うのは断念した方がいい。中には三遊亭円朝旧居跡など、明らかに間違って書いている処もある。
また、表紙の北斎の「富嶽三十六景本所立川」の場所は何処なのか?本書を探したけど遂に書いてなかった。それでもなんとか、場所を突き止めた。そうすると、この位置から富士山を眺めると、スカイツリーは明らかに反対側にあるのである。これを表紙に選ぶ以上は、その辺りも考慮して欲しかった。
2018年1月4日旅の終了詳細をみるコメント0件をすべて表示