浮世絵でみる年中行事

  • 山川出版社 (2013年8月1日発売)
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本 ・本 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784634150454

感想・レビュー・書評

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  • 江戸の年中行事が絵と解説によって蘇る。

    日本の手工芸の奥深さ、豊かさに驚嘆するばかり。
    現在、私たちが手にしている
    大量消費社会から得られた物質的な豊かさと
    引き換えに、これらの伝統が失われてしまったことが残念でならない。

  • 節分や正月などの年中行事を記録した浮世絵の画集です。各行事について短文で紹介は載っているものの、簡素になりすぎており、あまり役に立つというイン所ぅは有りませんでした。
    あくまで画集感覚で見るのが良いと思いますが、ページ数が少なく載っている絵もあまり多くなく、全体的に物足りないできとなっています

    【こんな人におすすめ】
    年中行事に関する浮世絵が見たい

  • きれいだねえ

  • 電気もないガスもない、車も電車もないそんな時代。
    今よりとても不便なはずなのに
    みんなとても楽しそうに行事を大切に丁寧にしていたんだなと、
    浮世絵も艶やかで美しいです。
    江戸の人たちが羨ましいくらいに輝いて見えます
    今の時代の私たちは ものに恵まれていて、
    いつも、ないものねだりばかりして不安になるけれど
    本当は、気持ちと工夫でもっと楽しめるんじゃないかとさえ思えるくらい、
    なんだか感慨深い本でした。

  • お祭り(年中行事)について調べるために

  • 帯文:”あなたの知らない季節のよろこび。江戸時代まで探しにいきませんか?”

    目次:睦月;1月1日 元旦,…他、如月;2月2日 二日灸,…他、弥生;3月3日 上巳の節句,…他、卯月;4月8日 灌仏会,…他、皐月;5月5日 端午の節句,…他、水無月;6月1日 富士山の山開き,…他、文月;7月7日 七夕の節句,…他、葉月;8月15日 放生会,…他、長月、神無月、霜月、師走

  • 日本の行事についてとてもわかりやすく説明されています。

  • 浮世絵には全く興味がなかった。今までは何かの折に1枚の絵をパッと見てみな同じように映っていたけれど、(当たり前なのだけれど)描く人によって全く顔も色合いも違い、ある浮世絵師に興味を持つことができた。
    又、平安時代から江戸時代を経て、もともと宮廷儀礼だった行事がどのように庶民にも行われるようになって今に至るのかが絵を見ながらわかりやすく描かれていていろいろな意味で勉強になった。
    借りて読んだ本だったが、家に置きたい1冊。

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著者プロフィール

1959年生まれ。国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授。
専門は日本近世絵画史。
著書に『広重と浮世絵風景画』(東京大学出版会、2007年)、『カラー版 浮世絵』(岩波新書、2008年)、『浮世絵出版論―大量生産・消費される〈美術〉―』(吉川弘文館、2013年)などがある。

「2017年 『鍬形蕙斎画 近世職人尽絵詞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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