レンズが撮らえた 150年前の日本

  • 山川出版社 (2013年8月1日発売)
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本 ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784634150478

感想・レビュー・書評

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  • 150年前に生活していた人たちの様子がよくわかる写真ばかりだった。
    女性の髪型もいろんな結い方がある。
    変わってないのは力士だけ。

  • 幕末から明治にかけての日本の写真を集めた資料集。
    一般の人々の写真が数多く収録されており、当時の人々の生活が手に取るように見えてきます。
    特に私は着物が好きなので、当時の人の着こなしを見ることが出来て着物の写真集のような感覚で楽しむことが出来ました。

    【こんな人におすすめ】
    昔の日本人の写真が見たい人

  • ふむ

  • 2020年8月9日読了

  • スマホなんてない。ましてインスタグラムなど想像もつかなかった時代に撮られた写真。写真というメディア、「写す」、「写される」という行為の重みが、いまの時代とはけた違いだったと思う。

  • 昔の日本は貧乏だったなあと思った。たった150年でここまで変貌してしまったのだ。貧乏と見えるが不幸だとは見えないのは生活には満足していたのだろう。

  • こういうの、好きなんだよねー、昔の人が自分のしゃしんがまさか、100年以上もあとで残ってるなんてあまり思ってもなかったのかなとか考えると、ワクワクする。
    あと、名所旧跡の昔の様子とかもけっこう萌える

  • 建物が貧弱なのには,知っているつもりでも嘆息せざるを得ない.
    小田原の東海道筋や,箱根の宿場の写真を見ても,どこのスラムかと見紛うばかりだ.
    モースが書いた美しい前近代の日本ってのは,かなり贔屓の入った文飾だったのだよな.

  • 家族がNHKの情報番組で本書が紹介されているのを見て、おもしろそうだと言っていた
    私も、恵比寿の東京都写真美術館で古写真を見ておもしろいなぁと思っていたし、最近写真集が好きなので、図書館で借りた

    タイトル通りの、幕末から明治の日本の古写真集
    初期写真・風景写真・写真からよみ解く軍事史や服装などについての、専門家による文章も所収している

    私がこれまで好んで借りていた写真集とは、趣が異なる
    着色写真があるものの、ほぼ白黒で、昔の人物や風景が写し出されてるものだから、つい細部までじっとみてしまい、とても疲れた
    普通の文章をよむよりも骨が折れる
    はじめ、横浜駅の写真を見て、駅前にたくさんとまっているのは?とみると、過去のタクシー・人力車だ
    一人でこっそりタイムスリップしたような、はたまた、一瞬カメラのレンズ越しに過去を覗いているような感覚になってくる
    どの写真をみても、なんだか不思議な気持ちになるのだ
    この人たちは確かに呼吸をして、ことばを発して、過去のある期間に、生きていた
    写真撮影が珍しかったため、野外のまちの写真に写っている市井の人々は、伺うようにこちらを見ている
    また、後ろ姿だけ写りこんでいる人もいて、その人は、現代の私たちに見られていることを知る由もないのだ
    そんなことを考えていると、記録の重要性はもちろん、生きている不思議を感じる
    個人的には、美しい女性像が興味深かった
    遊女は浮世絵でしかみたことがなかったので、島原太夫を見て感動した

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