レンズが撮らえた オックスフォード大学所蔵幕末明治の日本

  • 山川出版社 (2017年2月10日発売)
3.83
  • (2)
  • (7)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 52
感想 : 6
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

本 ・本 / ISBN・EAN: 9784634151062

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • オックスフォード大学にあるピット・リヴァース博物館所蔵の写真より、日本幕末明治期を撮らえた写真集。

    写真家名・撮影場所・撮影日・素材タイプ・寄贈者の情報を漏らさず掲載。緻密な記録と被写体を観察する冷徹なほどの眼差しを感じる。まるで幕末期の日本人の標本のようだ。容赦なく福沢諭吉の天然痘の後のアバタを映し出し、顔の皺、着物の素材、佩いている大小の拵え、帯の結び目まではっきりと観察できる。
    幕末を捉える資料で安価で買える本、として一級の資料だと思う。安定の山川出版社のシリーズ物。

  • ピット・リヴァースがオックスフォード大学に寄贈したコレクションをもとに1884寝んに創設されたのがピット・リヴァース博物館。そのコレクションの中から幕末~明治初期の写真をまとめたものがこの本です。若き福沢諭吉他、幕末の遣欧使節団、イケメン多し。

  • オックスフォード大学ピット・リヴァース博物館
    所蔵の、日本幕末明治期を撮らえた写真集。
    著者はこの博物館の学芸員。
    写真家名・撮影場所・撮影日・素材タイプ・寄贈者の情報有り。
    遣欧使節団、あらゆる身分の人々、風景等の写真を紹介。
    写真収集には、イギリスから遥か彼方の日本に対する関心、
    想いが伝わってきます。だが、それ以上に、現代の日本人として、
    過去を知る良い資料でもあります。
    髪型や着物の細かい部分は絵画ではわかりにくい所が見えます。
    働く人々の仕事の様子は興味深いものがありますし、
    なんといっても、電線や高層建築の無い時代の、
    空の高さ、広さのすがすがしいこと!
    一番のお気に入りは、亀戸天神の太鼓橋。
    過去の人たちも、おっかなびっくり登っている、
    その姿が微笑ましかったです。

  • 【投票者イチオシ】討幕のころの写真(特に人物)が多くて、当時にタイムスリップできそうな感じがします。https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001111494/?lang=0

全6件中 1 - 6件を表示

三井圭司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×