はじめてのエシカル――人、自然、未来にやさしい暮らしかた

著者 :
  • 山川出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784634151079

感想・レビュー・書評

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  • 本でSDGsを学ぼう!エシカルやジェンダーの今がよくわかる本6選 | Lifestyle | Hanako.tokyo
    https://hanako.tokyo/news/lifestyle/256480/

    はじめてのエシカル | 山川出版社
    https://www.yamakawa.co.jp/product/15107

  • できる範囲で、より良い選択を、ぜひしよう!と思える本でした。

    普段から、私たちの買い物は企業を応援する支持する行動だと思っていて、NOの意思表示もとても大切だと思う。
    安いものはなぜ安いのか?
    働く人が安全で、労働にふさわしい対価が支払われているか?
    動物や環境に悪い影響はないか?

    それでも物の値段どんどん上がる今、やっぱり安い卵が買いたい。
    だからできる範囲で。
    食べ物を大切に食べること。
    物や服を大切にすること。
    使わないものは人に譲ったりリサイクルすること。

    さらに、オーガニックコットンや、様々な環境に配慮したマークを気にかけたい。コーヒーをフェアトレードのものにしようかな。

  • わかりやすく優しい言葉遣いで書かれているので、学生の入門書として適切であると感じた。

    私たち個人の力は弱そうに見えるが、そんなことはなく。「買う」ということで意思表示をすることができ、「買う」ことが世界のどこかにいる誰かの役に立つこともある。

    「エシカル」という言葉は、完全な正義の言葉に思たり、どことなく形ばかりのものに思えたりして敬遠しがちだったが、その遠さをぐっと引き寄せてくれた。

    現状を知った人は、世界をより良くすることができるようになる、というのはその通りで、私も本書を読んで世界の様々な現状に触れることで、自分にできることを少しずつ行おうと思えた。

  • 環境に優しい消費行動について考えるきっかけになる本。
    無意識のうちに自分がとっていた行動は、ある程度、エシカルだったことに気がついたことが良かった。(レモンは高くても国産を買うとか、案外、いろいろあった。)
    巻末に、エシカルショッピングガイドがあり、気になる会社やブランドについて調べることができて、参考になった。

  • 著者の写真と略歴を見て、オシャレでキレイでお金持ちの人の本か、と思ったけど、中身は真面目で、熱くて、丁寧で、良い本でした。
    たくさんのエシカルなブランドが紹介されてるのも良くて、本当にタイトル通りの本だと思います。
    私も、まずは持ってるものを大切に長く使う、買うときはよく考えてエシカルで長く愛せるものを買う、できるだけ自分で作ったり身近なところから手に入れるようにする、を心がけたいと思います。

  • エシカルという概念の基本的なことを理解できた。普段の買い物が、この地球を救うことになるんだなあ。

  • フェアトレード、エシカル。大事なことを教えてもらった。
    そういうお店から購入することを心がけます。

  • ちょっとまって。今の世の中で、今の生活で本当にいいの?一人一人が一刻も早く変わらないといけないんじゃないの?
    と心から考えさせられる本。
    知ってたけどあまりにも重い現実が次から次へと突きつけられて、果てしなくて泣きたい気分になる。自分が変わったところで世界は変わらないんじゃないかって。

    でもこの方の本を多くの人が手に取っているように、世の中は変わり始めてる。一つ一つの自分のアクションが世界の裏側に繋がっていると信じて、泣きたいのは我慢して取り組んでいきたい。

    「うしろめたさの人類学」を思い出した。

    より多くの人がこの本を読んでくれますように。

  • これからもなるべくよりよく選んでゆきたいと再認識。ラナプラザ崩落事故については、他でも読んだことあるけど、何度読んでも胸が痛い。同じようなことが二度と起こらないでほしい。わが家でも少しずつさらしを使ったり、台所スポンジをセルロースとへちまのにしたり、瓶の調味料を選ぶようにしたり、ドレッシング買わなくなったり、変えているつもり。子どもたちに、私ひとり分でも傷つけなかった地球を手渡せたらいいのになあ。巻末のエシカルショッピングガイドも参考になる。


  • 手元に届いてからすぐに読み終えてしまった。

    「知ること」の大切さを学んだ。

    フェアトレードなど何となく聞いたことある!っというものから、全く聞いたことのない言葉…

    気づきが本当に多く感じられた1冊。

    毎日使っているもの、これから使っていくものにもっともっと興味と責任をもとうと思えた。

  • 今地球で起きていることと、それらを解決するために私たちにできることが、わかりやすく易しくまとめられている。末吉さんの実体験や世界の現状を知ると悲しくなる部分もあるけれど、その解決のために行うエシカルアクションを押し付けずに提案してくれるので、ポジティブな気分になれた。自分の行動の「影響をしっかり考える」ことを習慣化して、無理せずできる範囲から、誰もが心地良く生きていけるより良い選択をしていきたい。

  • 末吉さんの2冊目と同じく、エシカルやサステナブル、SDGsをどうしてわたしたちが取り組まなくちゃいけないのか、よく理解できる本。

    生まれた国や人種が違うだけで、同じ人間なのにまったく違う立場に置かれた現状をより知ることができて、ただ愕然とした。
    人、動物、地球。誰かを傷つけて生まれたものを手に取ることを、今からできる限り減らしてみよう。
    使い捨てじゃなくて、本当に大事にできてずっと使えるものを、修理しながら使うライフスタイルを選ぼう。
    そうすることが誰かの幸せに繋がるって思ったら、ただうれしくて気分がいいから。

    お金を払えばなんでも手に入る時代だけど、だからこそ、手にしたものにはどんな物語があるのか知ることってすごく大切。
    いま自分が手にしているものどこからやってきたものなのか、多くの人に知ってもらいたい。
    わたしは基本的に、オーガニックコットンが使われているもの、クルエルティフリーのものなど、丁寧に作られている信頼できるメーカーでしか買わないようにしている。

    先進国による行いの結果の温暖化なのに、アフガニスタンをはじめとする国の民が、大旱魃による飢餓や感染症で亡くなっていること。
    幼い子どもたちが農薬をたくさん使いながら、コットンを育て、そのコットンが地球環境に悪影響を及ぼす染料で染められ、劣悪な環境で縫製され、たくさんのCO2を排出してさらに地球環境への悪影響を及ぼしながら、わたしたちの元へ運ばれていること。
    麻酔なしでお尻まで切断された羊から刈り取ったウールでニットが作られていること。
    うさぎの皮膚をただれさせ、失明させながらコスメの動物実験が行われていること。
    それらを知れば、今までと丸っきり同じ選択はできないはず。

    果てしない距離を果てしない数で季節移動するカリブー。そういう世界がこれ以上なくならないよう、わたしはこれからずっとエシカルな選択をしていく。

    世の中なんてどう考えても倫理的とは言えないおかしいことばかり。
    子どもも女性も、貧しい人も、動物も。不平等な世界が嫌になる。
    まず一番にわたしたちにできることは、目を逸らさずにちゃんと直視すること。
    そしたら自然と何かを変えようと思うはず。
    完璧にできないから・矛盾があるから「しない」ではなく、一人ひとりがまずはできることから「していく」のが大切。
    矛盾なんて言ってたら、この世界はどう考えても矛盾だらけだから、完璧を目指すと生きていくことができない。

  • 今、私たちが口にしている物や身近な物の多くは、賃金の安い国で厳しい労働環境に置かれている人々が製造しています。

    その一方で、経営者たちは巨額の利益を得て豊かになっています。

    しかし、今後は人々にも、環境にも、労働者にも優しい消費者選択をしようと考えさせてくれる本です。

  • エシカルについてよくわかった。
    ふだんからエシカルを実践していれば大丈夫
    フェアトレードを大切にする企業を応援する。

  • エシカルを勉強したくて読んだ

  • 目的:
    エシカル消費について学ぶため。
    今後の生活の仕方について考えるため。

    要旨:
    エシカルとは何か?なぜエシカル消費をするのか?「世界ふしぎ発見」のハンターも務めた筆者が、地球に良い消費行動をするようになった経緯とともに、説明していく。その中で、読者にまず知ってもらうことを目的にエシカルな買い物の基準となる認証マークについての説明や、企業などの取り組みを紹介している。

    感想:
    「知ること」は改めて大切だなと感じた。知ることなしには、行動をとることができないし、行動が現在を変えると意識することもできない。
    この本では、では行動するにはどうしたらいいの?に答えていて読者に優しいと感じた。
    印象だったのは、読者に行動を強制していないことで、あとがきの一文が良かった。

    時間、おかね、さらには気持ちの1%を社会に使うことから始める。

    自分も1%からはじめていきたい。

  • 自分がエシカルに生きることは本来人間としての生き方であると感じた。人と自然と未来に優しい気持ちを持てば、みんなが幸せな世界になると思った。出来ることからエシカルにしていきたい

  • エシカルな生活を始めたいと思い購入。
    為になりました。

  • SDGsが話題になっており、自分に何ができるだろう?そもそもできることはあるのだろうか?と疑問を持ち、取っ掛かりとして最初に読みました。
    どういった取組みがあるか、どういった製品を選べばいいか、とても分かりやすく書いてありました。
    これを読んで意識が変わったと思います。皆が意識を持ち、できることを当たり前にできるようになるといいですね。とても良かったです。

  • 近年の高校生が探究活動などでよくテーマとして設定するフェアトレードやエシカル消費(最近だとSDGsかな)についての入門書的な本です。私たちの消費の「壁の向こう」には何があるのかを知り、それをどうすべきかを考え、そして何かを始めようという、大変わかりやすい構成となっています。この本を足がかりにして、さらに具体的な活動の実践を学んだり、あるいは人々の良心の届かない「闇の部分」(フェアトレードで本当に生産者の生活は良くなっているのか?など)に切り込んだりして、学びをもっと深めていけると思います。

  • 「影響をしっかりと考える」
    ものを買うときにだいじなこと。

  • とても良い本でした!
    ファストファッションが低賃金で過酷な労働環境で作られていることをこの本で知りました。
    オーガニック、フェアトレードの意味を知ることができました。
    これからの日常の買い物で意識したいです!

  • エシカルへの第一歩はまず知ること、そして自分に何ができるかを考えること。
    無理に全てを取り入れようとしなくていい。
    「倫理的であるとは、与えられた条件の中で可能な行為の中から最善のものを選択すること」

    自分は何から始めようか、
    いろいろと思いを巡らすきっかけになりました!

  • 物欲もそれほどない私なので、1つ1つの物を買う時の意識をちょっと変えてみようと思った。
    次買うものは、世界にとって良いものから選んでみよう。

  • 最近ファッション的にエシカルという言葉を使うことが増えたけど、私も含めちゃんとした意味を知ってる人はまだ少ないのかなーと思って読み始めた本。
    世界のどこかで起きてることに想いを馳せながら、自分の身近な消費から世界を変えていこうという取り組みは、誰にでもできて少しずつでも確実に世界を変えたいける方法。
    知識としてだけでなく、実践していくことが大切。実践していきます。

  • エシカルについて知ってはいたが、今まではどこか他人事のように感じてしまっていた。
    本書を読み、作者の感じたことを追体験することで、ストーリーに共感することができ、自分の行動を変えてみようとポジティブに思うようになれた。

    三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)から五方よしへ(+作り手よし、未来よし)というフレーズが心に残った。

  • エシカルという言葉自体知らなかった自分だが、少し意識を変えていきたいと考えた。

    途上国における労働の問題は考えていて辛いが、
    エシカルな製品を買うことは、途上国の闇を消していくというよりは、光の部分を応援して大きくする事なのかなと考えた。
    ポジティブな気持ちで、誰かへのプレゼントにフェアトレードの製品をあげたり、自分に出来ることをしたいと思った。巻末にエシカルなブランドがたくさん紹介されていたので是非参考にしたい。

  • エシカルとは何かについて本を通して学ぶことができた。その中でも、私たちの知らない(見えない)ところで起きている出来事が赤裸々に書かれていた。中には衝撃的なことも書かれていたが、これは私たちにとっても知っておかなければならないことだと感じた。
    また、エシカルの具体的な行動についてもアドバイスがあり、すぐに行動に移すことができるようになっていた。

  • 今見を向けるべきことの要点がわかりやすくまとめられているのでまずは読んでみてほしい本です。

    何でも手に入る時代だからこそ、教育を受けられるものの、”その後の義務”が確かにある、とハッとさせられます。

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著者プロフィール

一般社団法人エシカル協会代表理事、日本ユネスコ国内委員会広報大使著書『じゅんびはいいかい? 名もなきこざるとエシカルな冒険』 『はじめてのエシカル』(山川出版社)

「2020年 『Are You Ready ?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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