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本 ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784634151802
作品紹介・あらすじ
1964年の東京オリンピック開催年と現在の日本列島と都道府県を、『高等地図帳』(二宮書店)の1964年版と2020年版から、どのような変化があったかを比較する。
高速道路、鉄道、空港などの交通機関、埋め立てなどによる地形の変化、市町村合併による行政区分の移り変わりなどが、2枚の地図を比較することで、ひと目で理解できる画期的な地図帳。
感想・レビュー・書評
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地理好きにはたまらない本。
自分の住む地域周辺を中心に読んだ(正直他の地域にはなかなか目がいかない)。
今は政令指定都市となっている市が、まだ郡だったり、平成の大合併があったり…人口の移動がこの56年の月日を如実に表している。
東京オリンピックを見越して、二つの年を比べる企画だったのだろう。
21年になった東京オリンピック、混迷を極めているが果たしてどうなることやら。
2021.613詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分は地図を眺めるのが割と好きなのではと思う。
それ以上にデーターを眺めるのが好きみたいだ。
この本には都道府県の面積の増減も載っていて、1965年→2012年→2020年の順に面積(km²)を示すと、
(2012年のデータは本誌とは別の地図帳から)
東京 2028→2188→2194
大阪 1839→1898→1905
香川 1863→1877→1876
東京や大阪は埋め立てにより面積増加があることは地図を見れば明らかです。
が、おやっと思ったのが海に面していない県なども面積が変わっていること。
山梨 4463→4465→4465
長野 13581→13562→13561
なぜなんだろう?と思いいろいろと調べてみたところ、以下のWebの解説記事を読んで理由が分かりました。
香川県の面積が日本一小さくなった?大阪に逆転を許した理由を解説!
https://tabi-biyori.jp/2242
気になった方はアクセスしてみてください。
島部を除いた東京都の面積が香川県よりも小さいということも書かれていました。
大阪が香川より面積が大きくなったのは、埋め立てだけが理由ではなかったことも知りました。
さて本書に戻って、このような本はパラパラめくって気になった部分をじっくり眺めることになります。
私の場合は生活圏の東京・神奈川・千葉・埼玉と両親の故郷である岡山に関心が行きます。
母方の牛窓・邑久・長船あたりは今は瀬戸内市になっており、父方の鴨方・金光は浅口市になっている。
大宮・浦和がさいたま市になったりしており、市区町村の変化が良く分かります。
地図の表記方法が変わっているのも一目瞭然です。
確かに昔はこんな地図を見ていたという記憶があります。
鉄道はすべて白黒が交互に入った線だったし、標高の高い山岳部は字が読めない程のこげ茶色だった。
両年代の地図を見比べると、高速道路が日本国中に張り巡らされたことも良く分かります。 -
とても楽しい一冊。飽きもせず地図帳を眺めていた中学生の頃を思い出します。
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1964年と2020年の地図比べか、おもしろそうだ、と思い借りてみた。東京などは埋め立てが進んでいるのが分かる。北海道は鉄道が消えているのがさみしい。県別に地図が両方あり、県の概観説明、市町村合併の地図と合併市町村の名前の表。住んでる地方や北海道のほかは、いろいろ旅行に行っているはずなのにちょっと入ってこなかった。北海道と関東を見た。
2020.12.25初版第1刷 図書館 -
地図を見るのはけっこう楽しい。市町村合併前の地図はこうだったというのが一番わかりやすい変化かな。
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【目次】(「BOOK」データベースより)
写真でふりかえる1964年の日本/主題図今昔/北海道・東北地方/関東地方/中部地方/近畿地方/中国・四国地方/九州・沖縄地方 -
市町村合併の影響大きいな。