あたらしいお金の教科書 ありがとうをはこぶお金、やさしさがめぐる社会
- 山川出版社 (2021年8月3日発売)


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本 ・本 (180ページ) / ISBN・EAN: 9784634152038
作品紹介・あらすじ
小学生から学ぶ、これからのお金の教科書。
自分らしく生きるには?ワクワクしながら働くには?やさしい社会をつくるには?
これからの時代に合った生き方をはぐくむために大切なお金の話をしよう。
感想・レビュー・書評
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「お金って何?」「どうやってお金を“幸せに”使うか?」といったお金の“教科書”。かわいいイラストとルビ付きで分かりやすく書かれているので若い人(10代〜新社会人)におすすめ。
お金の基礎知識がメインで、一般向けマネー本のような「こうするのがベスト!」といったノウハウなどは載っていませんが、楽しく働くこととベーシックインカム、お金をどう得てどう“幸せに”使うか、「いい循環/ありがとうの循環」などは考えさせられるところもありました。
「お金を使うことで経済を回そう」「情けは人の為ならず」とはよく言うけれど、せっかく得たお金を使うのなら自分が共感できる/応援したい企業や団体のために商品の購入/投資/寄付といった形で使ったり、あるいは人への贈り物や自分の趣味・自己実現のために使うなど、“自分がわくわくできる”“自分も相手もハッピーになる”などのような“幸せ”な使い方をするのって大事ですよね。私もわずかばかりの寄付をしていますが、額面とか関係ない、目に見えない価値や幸福感ってあるよなーと思います。
クラウドファンディングやふるさと納税はすっかり浸透しましたが(実際の賛否は別として)、6-3で取り上げられている「つながりコーヒー」も面白いなと思ったので、こういう「いい循環」が広まって社会で普通のかたちになっていくと良いなと思いました。
● 書籍詳細、目次(出版社公式)
https://www.yamakawa.co.jp/product/15203
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お金の正しい使い方についてとてもわかりやすくまとまっている。
今は老後2000万円が必要など言われている世の中で節約などしながらしっかり貯めることが注目されているが、この本はまずちゃんと自分への投資するもの使うべき、投資やふるさと納税を行う時も心の底から応援したいところへお金を使うことを大前提に書かれていて新鮮だった。
そして楽に稼ぐ方法はないので、いかにワクワクすることを仕事を生み出す必要があるとあったが、一体自分の「ワクワク」する仕事は何か?を本格的に考えなければならないと感じた。
全体の内容はあくまでも入門編で、金融系の知識がある方は物足りなく感じると思うが、個人的に知識がないため新しい発見もあった。例えば、銀行の信用度を測る数値があることは初めて知った。そして日本が世界的な平均よりだいぶ下回っている中で、ゆうちょがとても低かったことを知ってとても驚いた。これから大学生、社会人になる方へおすすめ。 -
ESG投資に特化した投資信託、鎌倉投信の創業者である新井和宏氏の著書。
人生100年時代を生きる私たちのお金の向き合い方や、使い方を説いた本。
投資や金融リテラシーがある程度ある方には物足りなく感じるかもしれないが、これから勉強したいという方には初めの一冊として丁度良いと思う。 -
心に留めておきたい言葉がたくさんありました。
※人間の究極の幸せは人に愛されること、人に褒められること、人の役に立つこと、人から必要とされること、働くことによってすべての幸せは得られる。
※本当になりたい自分と違うことをするのは自分の心を傷つけてしまう。自分さえ儲かればいいと考えて行動している姿を知り合いには見られたくないはず。
※貧しい人とは何もない人ではなく欲しがる人のことをいう。 -
日本理化学の働く幸せ✨について書いてあって嬉しか♥️
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図書館で見つけ読了した本。
今後に必要だった。
新井さんにも山川出版社さんにも図書館にも関わった方に感謝する。 -
ミニコメント
自分らしく生きるには?ワクワクしながら働くには?やさしい社会をつくるには?人生100年、どんな変化があっても楽しめる自分であるために。これからのお金の教科書。
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1295117 -
お金の勉強をしたくて読み出したのですが、お金の使い方を考える良いきっかけになりました。難しい言葉をわかりやすく書いてあり、お金とはというところから考えられました。
まずは良い循環を生み出せるように自分のお金の使い方を考えてみようと思います。 -
知り合いに、新井和宏さんの本を勧められたこともあり、読んでみました。
「はじめに」で触れられている「江戸しぐさ」については、その存在が怪しいこともあり、「この本、本当に大丈夫か?」という不安を抱きつつ読み始めましたが、それ以外は真っ当な内容でした。
「くさるお金」という考え方が、個人的に気になっている「ベーシック・インカム」に関係する形で紹介されていましたが、「ベーシック・インカム」を「くさるお金」にすることで、「ベーシック・インカム」に関する様々な懸念点が解決されそうなので、アリかも、と思いました。
少し前に、「ジョブ・ギャランティ」という考え方を知り、「ベーシック・インカム」の懸念点を考えると、「ジョブ・ギャランティ」の方がましなのかも、と思ったりもしたのですが、「ベーシック・インカム」を「くさるお金」にする方法の方が優れてそう、と、個人的には思いました。
この本を読んで、お金の手に入れ方、お金の使い方について、改めて見直すことができたように思います。
お金を手に入れるときは真っ当な方法で(人のためになる活動を通じて)、お金を使うときは、できるだけ自分の想いを乗せる形で、この2つを実現できるといいな、と思いましたし、まずはできるところから始めたいと思います。 -
聞きなれない横文字がたくさん出て、なかなか理解できないところもあったが、お金に対する考え方というか、生き方を説いてる部分はよいなと思った。お金に支配されずにイキイキと生きていくことの明確な手段までは書いてないが、その大切さは説いていた。
新井和宏の作品





