甘酒のほん 知る、味わう、たずねる

  • 山川出版社 (2023年4月7日発売)
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感想 : 4
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  • 本 ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784634152328

作品紹介・あらすじ

古くて新しい発酵飲料「甘酒」の、奥深くて豊かな世界にご案内。今日まで日本人の健康を支えてきた「飲む点滴」としての魅力や発酵のしくみ、神代から今日につながる歴史、さらに日々の暮らしや旅先での新しい楽しみ方などを紹介する。


甘酒は、私たち日本人の“財産”ともいえる、魅力あふれる発酵飲料です。
なんといっても、第一の魅力はそのおいしさ。砂糖はまったく使わないのに、滋味豊かな甘みと旨みがあり、独特のとろみがあって喉越しがやさしい。
さらに甘酒は、人間の体に必要なビタミン類や必須アミノ酸、食物繊維などがたっぷり含まれており「飲む点滴」「飲む美容液」と称されるほど、体にいい飲みものです。
それだけではなく、甘酒はお米と麹で簡単につくれるという特徴もあります。近年の発酵ブームもあいまって、今や全国約600もの製造元で、1200種類もの製品がつくられているともいわれていますが、それらを楽しむのはもちろん、自分好みの甘酒を手づくりすることもできるのです。

おいしく、そして体にもよく、お年寄りから子どもまで安心して飲めて、家庭で手軽にできる。
そのような甘酒の魅力や活用法を、この本にギュッと凝縮してご紹介します。
まず1章では、甘酒の種類や成分、美容・健康効果についてくわしく見ていきます。甘酒ができる過程もわかりやすくお話しするので、発酵のしくみについても理解を深めていただけるでしょう。
続く2章では、甘酒の歴史に迫ります。甘酒が古くから日本人の暮らしと密接に結びつき、大事な役割を果たしてきたことに気づいていただけるはずです。
次の3章で、甘酒のつくり方や甘酒を使ったレシピ、アレンジドリンクなどをたっぷりお伝えしますので、ぜひ参考にして、甘酒ライフを楽しんでください。
最後に4章で、全国各地に残る甘酒を用いたお祭りをご紹介していきます。ユニークなお祭りの様子を味わい、日本人と甘酒のかかわりについて思いを馳せていただけたら嬉しいです。

おいしく奥深く、そして豊かな甘酒の世界へご案内しましょう!

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〈目次〉

はじめに――甘酒の魅力が、今注目されています
1章 甘酒と発酵を知る
2章 甘酒の歴史を知る
3章 甘酒をつくる、味わう
4章 甘酒の祭りをたずねる  

感想・レビュー・書評

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  • 麹の甘酒の魅力がわかりやすく書かれていた。
    甘酒は夏の季語だとは知らなかった。
    祭りの情報も興味深かった。
    しかし、酒粕の甘酒についてはあまり触れられていなかったので、それが残念。

  • 日本が誇る国菌『アスペルギルスオリゼー』
    甘くてカロリー控えめなんて優秀な飲み物
    もう飲みたい♡

  • 甘酒が好きで自分でよく作っているが、こんなに奥深いものだとは。
    これからも愛していきます。

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著者プロフィール

発酵あんこ研究家・甘酒探求家(甘酒ソムリエ)。1985年、東京都新宿区生まれ。甘酒造り歴24年、日本全国の蔵元・醸造元の甘酒や甘酒にまつわる情報を発信する甘酒情報サイト「あまざけ.com」を運営している。幼い頃から祖父の漬けた漬物や、手作りの味噌、母親が日常的に作っていた甘酒など、発酵食品に親しみのある環境で育つ。たまたま図書館で見つけた本に刺激を受けて発酵食品を作り出す食品微生物に興味を持ち、東京農業大学へ進学。2013年同大学の大学院を修了。甘酒は日本が誇る発酵食品であるという信念のもと「甘酒探求家(甘酒ソムリエ)」として各地の甘酒を探し求めるとともに、様々な素材で発酵あんこを作ろうと日々探求している。各地講演会やセミナー、テレビ、雑誌などで活躍中。
監修『発酵あんこのおやつ』(WAVE出版)

「2020年 『発酵ベジあんのおかずとおやつ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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